「私にっ、研究室を貸して下さいっ!」

とある日のアルデバラン。錬金術師ギルドの受付にて、ばんっ、と大きな音が響いた。
見れば、紫がかった青い髪の少女がカウンターに両手をつき、身を乗り出している。

「どうしたの、ルキナちゃん。そんなに慌てて」

ぱちくりと目を瞬かせ、受付の女性は、突如駆けこんで来た勢いそのままにカウンターに手をついたアルケミストの少女を見る。ルキナと呼ばれたその少女は、走ってきたせいであろう、乱れた呼吸を整わせようと努力つつも、興奮と喜びにその蒼い瞳を煌めかせ、口を開いた。

「教えて、教えて貰ったんですっ! ホムンクルスの生成法っ!! さすがに、家で出来る事じゃないんで、場所、貸して下さいっ!」

言い募るルキナに、女性はふっと微笑む。
1年前の転職試験で、女性は、ルキナの面接官だった。だから知っている。目の前の少女がどうしてアルケミストになったのかを。

『――だから、私は、薬学や、錬金術を学んで……そして、ホムンクルスを育てたい。そう、思ったから、私は、アルケミストになるために、ここに来ました』

真っ直ぐに、迷いのない澄んだ瞳でこちらを見て、そうはっきりと言葉を紡いだ少女。
正直、たった1年で、生命倫理を、ホムンクルスの生成法を教われるようになる程、成長するとは思わなかった。その成長ぶり、成長速度はとても喜ばしい事だ。しかし――

「……いいわよ。希望者には研究室が与えられる事になってるし……部屋、どこ空いてたっけ?」

感じた一抹の不安を口には出さず、隣に座っている薄青の髪の青年にそう問いかけると、青年は、ちょっと待って、と言ってから、ぱらぱらとファイルを捲る。

「…………あぁ、B-37が空いてるね。この前清掃あったばかりのはずだから、すぐ使えると思うし……確認して、大丈夫そうなら、鍵持ってくるから、ちょっと待ってて」
「あ、はいっ」

そう言って、青年は立ち上がり、歩いていく。それを見送ってから、女性は、視線をルキナへと戻す。

「ルキナちゃん」
「はい?」

小首を傾げたルキナに、女性は、ゆっくりと口を開く。

「ホムンクルスを創るのは、難しいわよ? なんたって、命を創るんだから。特にルキナちゃんは、まだアルケミストとしての経験も浅い。……厳しい事を言うようかもしれないけど、失敗する確率の方が高いわ」

ぴしゃりと告げられた言葉に、ルキナは、きゅっと、自身の服の裾を握りしめる。
けれども、真っ直ぐに、目を逸らす事無く、女性を見、言葉を、紡いだ。

「……分かっています。……でも、大丈夫です。私には、必要だから、望んでいるから。どんな子が生まれるかも、本当に私に成功させられるかも分からない。けど、でも、頑張ります。例え、失敗したって、諦める気は、ないですから」

はっきりとそう言ったルキナに、女性はふっと表情を緩める。

「……そう。ならいいの。失敗を恐れないで、諦めちゃだめよ」
「はいっ」

女性の言葉に大きく頷いたその時、青年が戻ってくる。

「お待たせ。問題なさそうだから、案内するよ。ついてきて」

そう声をかけ、身を翻した青年に、ルキナは慌てて返事を返す。そして、ぺこりと小さく女性に向かって頭を下げると、ぱたぱたと小走りに青年の後を追う。と、その時。

「がんばってね」

ふっと耳に届いたその言葉に、はっとして振りかえる。
と、小さく笑って手を振る女性の姿が見え、ルキナは嬉しそうな笑みを浮かべると、頷き返し、今度こそ、青年の後を追ったのだった。

青年の後をついて行く。
等間隔的に扉の並ぶ廊下をしばらく歩くと、青年はB-37と書かれた扉の前で立ち止まった。

「ここだよ」

軽く振りかえり、そう口にして、青年は戸を開ける。そして、ルキナに中に入るよう促した。
促されるまま、中へと足を踏み入れると、そこは、そこそこ広い部屋だった。
真っ先に目に入ったのは、広い作業台。その右側には薬品等を保管しておくのに良さ気なガラス戸付きの棚が2つ並んでおり、左側には机と椅子があった。自分のすぐ左に視線を移せば、洗い場があり、その脇には3つのダストボックスと思われるモノが置いてある。そして、反対側に視線をやると、そこにあったのは柔らかそうなソファーで、ルキナは目を丸くする。

「……何でソファー?」

小首を傾げ、思わずそう呟くと、背後から答えが返る。

「それは休憩用だよ」

振りかえると、ルキナの後に続いて入ってきた青年が丁度、戸を閉めた所だった。

「休憩用、ですか?」
「そう。……まぁ、邪魔なようなら言ってくれれば撤去するから。中にはソファーを撤去して寝台を運び込んだ人もいるからね」

青年の言葉に驚いたようにルキナの目が丸くなる。その分かりやすい様子に青年の口元が緩む。

「ほら、中には研究室に篭りきりになる人もいるからね」
「あ、そっか」

素直な反応に思わず笑みを零してから、青年はすっと表情を真面目なものに戻すと口を開いた。

「……さて、今日からここが君に研究室になる。一応、規約とかはあるから読んでおく事」

そう言って、持ってきていた書類と鍵を手渡すと、ルキナはこくこく頷き、若干緊張した面持ちで、それを受け取った。それを見て、青年は表情を和らげると、安心させるように言葉を紡ぐ。

「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。要するに、周りの迷惑になるような事はしないように、っていうのと、備品や部屋を壊したりしたら、その時は罰金と修繕費の自己負担だから気をつけるようにって事だから」
「はい」

青年の言葉にそう返してから、ふと、受け取った鍵を見、ルキナは目を瞬かせる。

「鍵が……3つ?」

部屋のものと思われるごくごく普通の大きさの鍵の他に2つ、形状の違う小さな鍵があるのに気付き、思わずそう呟く。と、青年が説明のために口を開く。

「あぁ、それは、薬品棚と机の引き出しの鍵だよ。前に、留守中、薬品とか研究書とかが盗まれたって事件があったんだ。だから、防犯のためにね」
「なるほど」

あと、友人とか研究室を訪れた人が、うっかり扱いの難しい危ない薬とかを触っちゃったりしないように、っていうのもあるかな、と付け足せば、ルキナは、こくこくと頷く。

「気を付けますっ」

ルキナの言葉に頷き返し、青年は、再び口を開く。

「ああそうそう、もう1つ、言わなくちゃいけない事があったっけ。一応、貸出しの条件として定期的に研究経過報告……要するにレポートの提出が求められるから忘れずにね。最近、レポートの提出が遅れたりとか、もっと酷いと未提出とかが頻発してるからさー。これ以上改善されないようなら、何かしらの罰則作るかって話も出て来てるし……っと、ごめん、話が少しずれたね。まぁ、要するにレポートの提出を忘れないようにって事だから」
「はい。分かりました」

1つ頷いて答えると、青年は微笑を浮かべる。

「……俺からはそのくらいかな。じゃあ、頑張って」
「はいっ!」

そう言って去っていった青年を見送ってから、ルキナは振りかえり、すっと真剣な表情で作業台を見据える。

「……よし」

自身に気合を入れるように小さく声を漏らし、カートを引きつつ、作業台へと歩み寄る。
そして、カートの中身を作業台に並べようと手を伸ばし――はたとその手が止まった。

「あ。……プレちゃん達に連絡入れておかなくちゃ」

そう呟くと、ルキナは耳に手を当て、冒険者証を介して妹へと声を送る。

『プレちゃん』
『……あ、ルキ姉。……どうしたの?』
『んと……悪いんだけど、もうしばらくお家空けても大丈夫かな?』
『え? ……大丈夫だけど、まだ、教えてもらってないの?』

不安そうなその声に、誰も居ない部屋の中、ルキナはふるふるっと頭を振る。

『うぅん。違うの、その逆。教えてもらったんだ。……だから、創るよ。ホムンクルス』
『……そっか。分かった。ガンバってね。……でも、無理しないでね』
『うん、精一杯、頑張るね』
『…………ホントに無理しちゃヤだからね』

心配そうな色を滲ませて、念を押すプレナに、ルキナは苦笑を浮かべる。

『大丈夫だってば。プレちゃんこそ、狩りとか、気をつけてね。あと、お家の事、任せちゃってごめんね』
『大丈夫。……ルキ姉。カル姉には?』
『あ。……んー、プレちゃんから、言ってもらってもいいかな?』
『ん、分かった。じゃあ、ルキ姉、ガンバってね』

そんな言葉と共に耳打ちが切れ、ルキナは自然と閉じていた瞳を開くと、再び作業台を見据える。

「……うん。頑張ろう」

妹との会話で自然と綻んでいた表情が、真剣なものに戻る。
きゅっと手を握り締め、そう宣言するように言葉を紡いでから、ルキナは、材料をカートから取り出し始めた。

「まず、必要なのは、飼育ポットと、ホムンクルスの核になる生命の種子。イグドラシルの露。……あとは――」

淀みなくルキナの口から紡がれるのは、専門用語の羅列。
成長促進剤や、分化補助薬等単語が時折聞こえてくる事から、必要な薬品名なのだろうと推測できる。しばらく材料と思わしき品々を並べながら、つらつらと一般人には分からないであろう言葉を紡ぎ続けていたルキナだったが、こつん、と最後の小瓶が作業台に置かれると同時に、言葉を止める。

「よし……材料は、ある。調合法も、覚えた。……あとは、時間と、タイミングと、調合の正確さが重要、ね」

ふぅ、と1つ息をついた後、ゆっくりと自身に言い聞かせるように紡ぎだされた声には隠し様のない緊張の色が現れていた。小さく震える手を、きゅっと握り締め、ルキナはそっと目を閉じ、1度深呼吸をする。
そして、静かに瞳を開くと、真っ直ぐに様々な物が並んだ作業台を見据えた。
その途端、ぴりりと空気が張り詰める。

「……頑張ろう」

小さく静かに宣言して、張り詰めた緊張感の中、ルキナは調合を開始した。

初めに、羊水の代わりとなる薬溶液を作り、ポットへと注ぐ。
あらかじめ調合してあった複数の薬液を一定の比率で混ぜ合わせ作った薬溶液でポットの内部を満たすと、静かに生命の種子を沈める。ふよりとポットの中程の所で浮かぶ種を一瞥してから、ルキナは材料の中でも1番小さな小瓶を手に取った。不思議な煌めきを放つ澄んだ蒼の液体がゆらりと揺れる。イグドラシルの露と呼ばれるその液体の入った小瓶の栓を迷う事無く抜くと、ポットの上で逆さにする。重力に従って落ちる蒼の雫は、ぽちゃん、と音を立てて、溶液の中に落ち、拡散していく。それを確認してから、ルキナは今度はナイフを手に取った。そして、迷うように自身の手を見る。

「……これから、色々調合するのに、指先を怪我する訳にはいかないよね……だったら、この辺り、かな」

小さくそんな事を呟いて、じっと見たのは、左手首。
1つ、深呼吸してから、そこに軽く刃を滑らせる。痛みと共にじわりと赤が溢れ出るのを見てから、ルキナはポットの上に手を翳した。傷口から流れる血が手を伝い、指先から、赤い雫となって、溶液の中へと落ちる。それと同時に、ルキナは素早く腕をポットの上から退かし、簡単に手当てをする。と、1つ息をついた。

「……これで、1番最初の準備は出来た。次、は……と」

吐息と共にそう呟いて、ポットに気を配りつつ、ルキナは次の調合の準備にとりかかった。
ここから先、使う薬品は、時間を置くと効果の薄れる、もしくは無くなる物が多い。つまり、作り置きが出来ないため、調合の所要時間と投与時間、状態を踏まえて調合しなければいけないのだ。ポットの状態、経過時間に気を配りつつ、数十種類もの薬品全てを失敗する事無く調合し、タイミングを逃す事無く投与する。その中の1つでも間違えてしまえば、生命ホムンクルスは生まれてこない。
ぴりりとした緊張感の中、作業を進めるルキナの脳裏に、先程のアルケミストの女性の言葉が蘇る。

――厳しい事をいうようかもしれないけど、失敗する確率の方が高いわ

あのアルケミストの女性の言う通り、まだまだ、経験の浅い自分が、命を創るなんて、無謀かもしれない。失敗する確率の方が高い。その通りだと思う。失敗しても、挫けるなと言われたけれど、挫けるつもりなんてない。ずっと、ずっと、望んでいたから。新しい家族を、戦うのが苦手な私の代わりに、私を、そして、大事な妹を、守ってくれる存在を。だから、たとえ何度失敗しても、諦めるつもりも、挫けるつもりない。
けれど――

きゅっと、唇を噛み締め、培養液に満たされたポットの中で揺蕩う種子を見る。

――けれど、創るからには、失敗は、したくなかった。失敗するという事は、命に、ホムンクルスになったかもしれない子を死なせてしまうという事だから。
死なせたくは、ない。そう、心から思った。

それから、7日もの時が過ぎた。
今や、ポットの内側には薄紅色の膜が張られ、中を窺い知ることは出来ない。その前に、変わらずルキナはいた。緊張しているのか、少々強張った今日上で、じっと、ポットを見つめている。中にいるモノをポットから出すその時を、見極めるために。

「……早すぎても、遅すぎても、ダメ」

ポットから出す……生まれさせるのが早すぎれば、生物としての形を保つ事が出来ず、遅すぎれば、ポットなしには生きられなくなってしまう。
その上、もし、今までのどこか1つでも、間違っていれば、たとえ、タイミングが合っていたとしても、生きて生まれてはこない。きゅっと、手を握り締めて、ルキナは深呼吸する。

「……大丈夫、大丈夫」

言い聞かせるようにそう言葉を紡いでから、両手をポットへと当てる。
1つ、息を吸って、魔力と共に、言霊を唱える。

「――コールホムンクルス」

その瞬間、ポットが強烈な光を発する。
いや、ポットが輝いているのではなく、正確にはポットの内部に満たされていた溶液が、魔力と反応し、光を発しているのだ。
それに臆することなくルキナは素早く、ポットの開ける。その途端、溶液は一気に気化し、怒涛の勢いで噴き出した。視界を白く染めるそれの中、ルキナはじっと、視界が戻るのを待った。
最後の詠唱は、ポットの中で眠るホムンクルスの覚醒をさせるもの。正確には、魔力と反応し、気化する羊水代わりだった溶液の刺激がホムンクルスの覚醒を促し、そして、詠唱によって、ホムンクルスと創造主の間に繋がりを作るものである。
創造主の血と魔力による繋がりで、ホムンクルスは、創造主を主と認識する。

そうして、視界が晴れたルキナの目に真っ先に映ったのは、鮮やかな青。
目を丸くする彼女の視線の先にいたのは、青の羽を持つ小鳥だった。
思わず息を詰め、見守るルキナの前で、ぴくり、と小鳥は身じろぎをすると、ゆっくりと目を開く。つぶらなオレンジがかった赤い瞳と、目が、合った。

「きゅー」

「~~~っっ」

こちらを見上げ、声を上げると、まだ濡れた翼を広げようとするその小さな存在に、ルキナは、手を伸ばすと、抱き上げた。そして、感じるのは、軽いはずのにしっかりと感じる重みと、温かさ。

生きている。

そう感じた途端、足の力が抜け、ぺたりと床に座り込んでしまう。
それに、小鳥は驚いたような声を上げたが、それを気にする余裕はなく、優しく、けれどもしっかりと、自身のホムンクルスを抱きしめる。

「……っ、良かったっ。ちゃんと、生まれた、ちゃんと生きてたっ」

感極まったようにそう深い安堵と歓喜の声を漏らすと、思わずぎゅっと瞑ってしまっていた瞳をゆっくりと開く。
そして、自分の手の中にいるその存在に向かって、ふわりと花綻ぶような笑みを浮かべた。

「はじめまして。これから、よろしくね」

fin

おまけ?

この小鳥のようなホムンクルスはフィーリルという種である。
それが栄養とするのは、紫色の結晶、ガレット。
偶然、前回の狩りの時、売り忘れていたそれを取り出すと、ルキナは、食べやすいよう、砕く。そして、その欠片を1つ摘み、フィーリルに差し出した。
と、フィーリルは迷うことなく、ガレットの欠片を突くように食べる。その可愛らしい様子に、ルキナの唇から、小さく笑い声が零れる。

「……おいしい? 良かった。ちゃんと、ご飯食べれるなら、本当に大丈夫そう。あと、君に名前付けてあげないとね。……でも、ふぁ……」

何か言いかけたルキナの口から欠伸が漏れる。

「……あれ?」

唐突に感じた強烈な眠気。
それに、ルキナはどこか不思議そうな声を漏らして目を擦るが、眠気が紛れることはなく、ますます強くなってくる。

この1週間、休まない事で、集中力や注意力が散漫になるのを防ぐため、休息をとりつつ調合を続けていたはいたが、それは、本当に最小限であり、仮眠中に、何か起きたらどうしようという、不安と緊張感の中での休憩では、本当に疲れが癒えている訳がない。その溜まった疲労が、無事ホムンクルスが生まれ、安堵した事で一気に噴き出してきたのだろう。頻りに目を擦るが、ふらふらと頭が揺れる。ガレットと食べ終わったフィーリルが小首を傾げ、どこか不思議そうにルキナを見上げる。

「……だめ、……ねむ、い…………」

今にも沈みそうな意識の中、それでも、フィーリルを放置して床で寝てしまうのはまずいと思い、ルキナは、フィーリルを抱き上げると、ふらふらと、部屋の隅にあったソファーへと向かう。そして、ソファーの上にフィーリルをおろし、ソファーにもたれかかり、座面に頭を乗せるような形で床に座り込む。

「……ごめん、ね…………少し、ねる、ね…………おき、たら……ほう……く、いっしょ……いこ……エちゃ……」

ぽつぽつと、フィーリルに向けた言葉が途切れると共に、すぅすぅと寝息が聞こえ始める。そんなルキナにフィーリルは小首を傾げてから、ルキナに倣うかのように、羽をたたみ、寝る体勢に入った。
このフィーリルにユエ、と名前が付けられるのは、今からあと数時間後の事である。

あとがき
ユエちゃん生成話でしたっ。
とりあえず、言われるまでもない事でしょうが、ホムンクルス生成法については、捏造120%なので、真に受けないでください(笑
ただ単に、ファーマシーだけじゃ、どうしても、納得出来なかったんです ←
この後は、目覚めた後、フィーリルにユエと名付け、報告に行くかとww
まぁ、彼女にとって、大変なのは、この後でしょうが……まぁ、それはまたその内(笑


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