ぱらぱらぱらぱら……

雨粒が傘にぶつかり、断続的に軽い音を立てる。歩くたびに、ぴしゃぱしゃと足元が音を立てた。耳を澄ませば、木の葉を叩く雨粒の音、広場の噴水から聞こえる水音、屋根を叩く雨音、似てるようで、でも異なる、様々な音が聞こえる。雨が奏でる音は実に多彩で、音楽のようだと少女は思った。
赤い傘を差した、紫がかった青い髪の少女はそんな事を思いながら街を歩く。
石畳の街。その大通りはいつもならずらりと露店が並び、また、様々な人が行き交うって賑やかなのに、今日は、露店も、人通りも少なく、だからこそ、雨の音が良く響く。雨は嫌いではない、けれども、閑散とした大通りは、どこか淋しい印象を受けた。

「今日は、さすがに人がいないなぁ。雨だし、しょうがないけど、少し、残念」

少女、ルキナはそう呟いて、深く澄んだ蒼い目を軽く伏せる。が、すぐに、前を向くと再び足を進めた。
そして、向かうのは街の南西にある市場だ。

「こんにちはー」
「おぉ、らっしゃい。こんな雨の中、よく来たな」
「今日は買い出しの日でしたから。……えと、鶏肉くださいな」

にこりと笑って、欲しい量を口にすれば、肉売りの男性は、肉を秤に乗せながら笑って口を開く。

「まいどっ。せっかく悪天候の中来てくれたんだ。ちょっとおまけしとくぜ」
「わ。ありがとうございますっ」

礼を言って、代金と、頼んだ量よりも少し重い肉を交換すると、ルキナは次々に市場を回っていく。

「……んっと、お肉と、ニンジン、おいも、パン。あと……あ、ミルク忘れてた」

両手がふさがっていなければ、ぽんと手を打っていそうな様子でそう呟くと市場の中を進んでいく。
と、ふと、視界の端に緑色が過ぎって、ルキナは足を止めた。そして、ぱちくりと目を瞬かせ、小首を傾げる。

「ソナちゃん?」

声をかけた先にいたのは、果物が並ぶ店の脇にしゃがみ込んでいる薄緑色の髪の人物。
それは、ルキナの声にはっと、顔を上げた。中性的な顔立ちの人物は、ルキナの姿を見ると、驚いたように、その翡翠色の目を瞬かせた。

「ルキナさん? どうしたんですか? こんな雨の中」

不思議そうに首を傾げて問う知り合いに、ルキナは笑って、腕に抱えた買い物袋を見せる。

「お買いもの。……ソナちゃんは?」

「えっと……雨宿り。……雨、降りそうかなって思って、アカデミーに向かってたんだけど、途中で降ってきちゃったんだ」

だから、ここで止むのを待ってる、と言うソナタに、ルキナは眉を下げ、少し言いづらそうに口を開く。

「んと……残念だけど、……雨、もうしばらく止まないと思う、な」
「え……」

その言葉に、ぴしり、とソナタは固まり、小さく声を漏らす。そのまま数秒間固まってから、ソナタは困り声を上げた。

「う~~、どうしよう。それじゃあ、濡れてくしかないかなぁ……」

そんなソナタの様子を見て、ルキナはこてん、と首を傾げ、口を開く。

「……じゃあ、一緒に来る?」
「ふぇ?」

思わぬ言葉に、ソナタはぱちくりと目を瞬かせた。

「……いいの?」

どこか恐々とそう問うソナタに、ルキナはにこりと笑う。

「もちろん。……あ、でも、まだ買い物があるから、付き合ってもらってもいいかしら? それとも、終わるまでここで待ってる?」
「あ、行きますっ。……荷物持つの、手伝った方が、ルキナさん楽でしょ?」

立ちあがってそう言ったソナタに、ルキナはぱちくりと目を瞬かせる。

「それは、そうだけど……いいの?」

それは、たった今、ソナタが問いかけた言葉。
意図せずされた同じ問いかけに、ソナタはにっこりと笑うと、同じ返答を返すべく、口を開いた。

「もちろんっ」

「~~っ、ただいまーっ」

音を立てて家の中に飛び込んできた緋色の髪の少女に、ルキナは目を丸くした。

「全くよ。こっちに戻って来てみたら、大雨降ってるんだから……」
「体拭いたら、お風呂入っておいで。入れるようになってるから」

狩場の方は晴れてたのに、などと雨に対して愚痴をこぼしていたカルロは、ルキナの発した言葉に、ぱちくりと目を瞬かせる。

「お風呂? こんな時間に?」

現在はもうすぐ夕方といった時間帯である。明らかにいつもより早い準備にそう問い返すと、ルキナは苦笑した。

「うん。ちょっと、必要性があってね」
「?」

ルキナの返答にカルロが首を傾げたその時、ぺたぺたと足音が聞こえた。

「ルキナさん、これでいい?」

そんな言葉と共に現れたのは、見覚えのない人物だった。
どういう訳か、ルキナの私服を身にまとった人物に、ルキナはふわりと笑いかける。

「ん、良かった。サイズは特に問題なさそうだね」
「うん。……ちょっと大きいけど」
「んー、その年齢で、私と同じかそれより大きかったらちょっと複雑かも」
「……姉さん?」

会話するルキナに声をかけると、その人物は、カルロに気付いたらしい、はっとして、ぺこん、と頭を下げた。

「お邪魔してますっ」

しっとりと濡れた薄緑の髪に、上気した頬。それは、湯上りである事を示していた。
この子が入ってたから風呂の用意が出来ていたのか、と密かに納得する。

「知り合い?」

小首を傾げ、姉に問いかけると、案の定、返って来たのは肯定の言葉だ。

「うん。お友達」
「あ、ぼく、ソナタっていいます」

ルキナの言葉に続けられた自己紹介に、そっか、と返して、改めてソナタを見る。
中性的な顔立ちで、初めに見た時は、少年のように見えたが、よくよく見ると少女である。
男の子っぽい服来たら、絶対性別どっちだか分かんないっていうか、男の子と思われるだろうなぁ、一人称ぼくだし、などと若干失礼な事を思いつつも、カルロは微笑する。

「私は、カルロ。よろしくね?」
「はい」

カルロの言葉に、ソナタが笑顔で大きく頷いた所で、ルキナが口を開いた。

「カルちゃん、お風呂入って来なさい。風邪、引いちゃうでしょ?」

まるで母親がいうようなセリフに、カルロは苦笑する。けれど、あらかた体を拭いたとはいえ、未だ服は濡れたまま。着実に容赦なく自身の体温を奪っているのもたしかだったため、了解、と素直に返事をして、風呂場へと向かって行った。

「そういやさ」
「ん?」

それからしばらく。
風呂から戻ってきたカルロは、ルキナが差し出してきた氷水の入ったグラスを手に取りながら、ソナタの方へと視線を移す。

不思議そうに問いかけたカルロに、ソナタは頬を掻き、ルキナは苦笑する。

「今、ソナちゃんの服は洗濯中なの」
「は?」
「……んっと、今日、ちょっと、買い出しに行ってたんだけど、その時に、雨宿りしてるソナちゃんに会ってね。アカデミー行く途中で雨降って来て、だから、雨止むまで雨宿りしてるって言ってたんだけど。もうしばらく、っていうか、今日一日降ってそうだったから、アカデミーまで一緒に行く事にしたの。……でも、途中で、ソナちゃん、転んで、運が悪い事に水溜りに倒れちゃってね、びしょ濡れで服も汚れちゃったから、とりあえず、うちにおいでって、で、服が乾くまで、私の貸す事にした訳」

そう説明するルキナと、ばつが悪そうに視線をそらすソナタを交互に見ながら、カルロはなるほど、と呟く。
と、ルキナは、あ、と小さく声を上げて、ソナタの方を振り向いた。

「あ、そうそう、ソナちゃん」
「はいっ」

不意に名を呼ばれ、ソナタは肩をはねさせると、慌ててルキナを見る。
そんなソナタの様子に小首を傾げてから、ルキナは口を開いた。

「この雨だし、たぶん、服、乾くの明日になると思うの。だから、私の服、着てっていいよ。傘も貸してあげる」
「あ、ありがとうございますっ。……でも、本当にいいの?」
「うん。アカデミーに用事、あるんでしょ?」

そう言ったルキナに、ソナタは苦笑して頬を掻く。

「……えと、用事があるっていう訳じゃないんです」

その言葉に、ルキナはぱちくりと目を瞬かせる。

「そうなの? じゃあ何でアカデミーに」

不思議そうな顔をするルキナに、ソナタは、ついっと視線をそらす。
えっとぉ、と口ごもる所から見て、どうやら言いにくい事らしい。その様子を見て、言いたくないなら、言わなくても良いよと、ルキナが告げるためと口を開こうと同時、ぽそり、と呟くように、小さな声が耳に入った。

「この雨だと、野宿できないから、アカデミーで寝させてもらおうかなー……って」

「……は?」
「……え?」

ぽそりと小さく落とされた爆弾に、カルロとルキナは目を見開いた。
思わず、しばし固まっていた二人だったが、我に返ると、ルキナはどこか恐る恐る、カルロは驚きの中に微かに呆れの色を含ませ、口を開く。

「……今、野宿って、言った……?」
「っていうか、何でそんな事になってる訳?」

口々にそう言う二人に、ソナタは視線を横にずらす。

「……えっとぉ、お金、狩りするための銃弾買うのに使うから、なかなか溜まらなくて……あ、今は、定期的にルキナさんが買取してくれるから、前よりは余裕、あるんだけど、でも、宿屋、高いし……今は、この街にいるけど、もっと強くなったら、他の所に行ってみたいって思ってるから、部屋とか借りて、定住する気、今の所ないし…………野宿、楽しかったし……」

ソナタは、銃を扱う、ガンスリンガーである。
彼女の言った通り、狩りをするには、銃弾が必要であり、腕が未熟なうちは、中々に利益を出すのが難しい職である。
しかし、あまり褒められたことではないと言うのは自覚しているのだろう。気まずげにぽそぽそ話すソナタに、カルロは呆れたように溜息をつきつつも、銃弾という単語にさっきの荷物はやはりこの子の物かと密かに納得する。

「楽しい?」
「うんっ。ぼく、アインブロックから来たから。向こうって、工場と荒地ばっかで、自然ってなくて。だから、初めてこっちに来た時、すっごく驚いた。すごいなぁ、いいなぁって思ったんだ」

不思議そうなルキナに、ソナタはきらきらと瞳を輝かせて、そう語る。
そんな様子を見て、ルキナは思わず微笑し、そっか、と呟いてから、ふと、気付いたように口を開く。

「そういえば、野宿ってどこでしてるの? 街の東か南門辺り?」

小首を傾げてそう問いかけると、ソナタはふるふると首を横に振る。

「うぅん。ここから北東の森の中。体拭いたりとか色々ちょうどいい泉があったから、基本的にその辺」

「何で、あの子、姉さんの服着てる訳?」

不思議そうに問いかけたカルロに、ソナタは頬を掻き、ルキナは苦笑する。

「今、ソナちゃんの服は洗濯中なの」
「は?」
「……んっと、今日、ちょっと、買い出しに行ってたんだけど、その時に、雨宿りしてるソナちゃんに会ってね。アカデミー行く途中で雨降って来て、だから、雨止むまで雨宿りしてるって言ってたんだけど。もうしばらく、っていうか、今日一日降ってそうだったから、アカデミーまで一緒に行く事にしたの。……でも、途中で、ソナちゃん、転んで、運が悪い事に水溜りに倒れちゃってね、びしょ濡れで服も汚れちゃったから、とりあえず、うちにおいでって、で、服が乾くまで、私の貸す事にした訳」

そう説明するルキナと、ばつが悪そうに視線をそらすソナタを交互に見ながら、カルロはなるほど、と呟く。
と、ルキナは、あ、と小さく声を上げて、ソナタの方を振り向いた。

「あ、そうそう、ソナちゃん」
「はいっ」

不意に名を呼ばれ、ソナタは肩をはねさせると、慌ててルキナを見る。
そんなソナタの様子に小首を傾げてから、ルキナは口を開いた。

「この雨だし、たぶん、服、乾くの明日になると思うの。だから、私の服、着てっていいよ。傘も貸してあげる」
「あ、ありがとうございますっ。……でも、本当にいいの?」
「うん。アカデミーに用事、あるんでしょ?」

そう言ったルキナに、ソナタは苦笑して頬を掻く。

「……えと、用事があるっていう訳じゃないんです」

その言葉に、ルキナはぱちくりと目を瞬かせる。

「そうなの? じゃあ何でアカデミーに」

不思議そうな顔をするルキナに、ソナタは、ついっと視線をそらす。
えっとぉ、と口ごもる所から見て、どうやら言いにくい事らしい。その様子を見て、言いたくないなら、言わなくても良いよと、ルキナが告げるためと口を開こうと同時、ぽそり、と呟くように、小さな声が耳に入った。

「この雨だと、野宿できないから、アカデミーで寝させてもらおうかなー……って」

「……は?」
「……え?」

ぽそりと小さく落とされた爆弾に、カルロとルキナは目を見開いた。
思わず、しばし固まっていた二人だったが、我に返ると、ルキナはどこか恐る恐る、カルロは驚きの中に微かに呆れの色を含ませ、口を開く。

「……今、野宿って、言った……?」
「っていうか、何でそんな事になってる訳?」

口々にそう言う二人に、ソナタは視線を横にずらす。

「……えっとぉ、お金、狩りするための銃弾買うのに使うから、なかなか溜まらなくて……あ、今は、定期的にルキナさんが買取してくれるから、前よりは余裕、あるんだけど、でも、宿屋、高いし……今は、この街にいるけど、もっと強くなったら、他の所に行ってみたいって思ってるから、部屋とか借りて、定住する気、今の所ないし…………野宿、楽しかったし……」

ソナタは、銃を扱う、ガンスリンガーである。
彼女の言った通り、狩りをするには、銃弾が必要であり、腕が未熟なうちは、中々に利益を出すのが難しい職である。
しかし、あまり褒められたことではないと言うのは自覚しているのだろう。気まずげにぽそぽそ話すソナタに、カルロは呆れたように溜息をつきつつも、銃弾という単語にさっきの荷物はやはりこの子の物かと密かに納得する。

「楽しい?」
「うんっ。ぼく、アインブロックから来たから。向こうって、工場と荒地ばっかで、自然ってなくて。だから、初めてこっちに来た時、すっごく驚いた。すごいなぁ、いいなぁって思ったんだ」

不思議そうなルキナに、ソナタはきらきらと瞳を輝かせて、そう語る。
そんな様子を見て、ルキナは思わず微笑し、そっか、と呟いてから、ふと、気付いたように口を開く。

「そういえば、野宿ってどこでしてるの? 街の東か南門辺り?」

小首を傾げてそう問いかけると、ソナタはふるふると首を横に振る。

「うぅん。ここから北東の森の中。体拭いたりとか色々ちょうどいい泉があったから、基本的にその辺」

さらりと言われたその言葉に、再び二人は固まる。

「……ちょっと待って、北東って、泉がある森って……それ、あそこよね? ……マンドラゴラの生息域……」

茫然と言ったカルロの呟きの通り、ソナタの言った場所は、迷いの森。凶暴性の高い食人植物の生息域となっている森だ。
そこそこの腕を持つ冒険者や、遠距離攻撃手段を持っているなら、容易に倒せる相手だが、野宿に向いているとは到底、言えない場所である。

「ソナちゃんっ、危ないでしょっ! マンドラは発芽してからの成長がすごく早いから、ちゃんと、周りに何もないのを確認してたとしても、寝てる内に近くに生えてくるって事もあり得るんだよっ。それに、あそこは、エクリプスも出現するんだからっ、あれ、見た目は可愛いけど、すごく縄張り意識が強くて、好戦的なんだからっ!」

慌てたように捲し立てるルキナに、ソナタは思わず苦笑した。
それは、心配をかけてしまった事への申し訳なさと、付き合いの浅いはずの自分を心配してくれる嬉しさ、擽ったさから零れた苦笑だった。

「大丈夫です。ちゃんと寝る時は木の上で、寝てますから」
「木の上?」
「はい。下で寝るのは、さすがに、ぼくも危ないかなーって思ったから……」

頬を掻いて言うソナタに、ルキナはほっとしたように息を吐いた。

「そっか。危なくないようにしてるならいいの。……でも、カルちゃん、どうかな?」
「?」
「やっぱり、姉さん言うと思った。でも、いいんじゃない? 掃除すれば、使える部屋まだあるし」

ふいに、カルロの方を振り向き、問うルキナに、カルロは驚いた様子もなく頷く。
具体的な言葉が完全に抜けているやり取りに、ソナタは意味が分からず、首を傾げた。と、ルキナが再びこちらを向く。

「えっと……?」
「ねぇ、ソナちゃん。ソナちゃんが良かったら、一緒にここ、住まない?」

ふわりと微笑って言われた思いがけない言葉に、ソナタは目を丸くする。

「え、……でも、ぼく……」

うろたえるソナタに、ルキナは安心させるように笑みを浮かべたまま口を開いた。

「ん。分かってる。もうちょっと、野宿、楽しんでたいんだよね? でも、今日みたいに雨だったり、冬になったりしたら、それも出来ないでしょ? だから、泊まるとこなくって困った時はうちにおいで。いつでも歓迎するから」

ね、と優しく笑うルキナの申し出は、願っても無い事だ。
ソナタは戸惑ったように、視線を彷徨わせてから、おずおずと、ルキナを見た。

「……ホントに、いいの?」

その言葉に、ルキナは笑う。

「もちろん」

三回目となるやりとりに、ソナタは戸惑い顔を笑みに変えると、ぺこん、と頭を下げた。

にこり、と笑ってルキナが言った問いに、ソナタは笑顔で大きく頷いたのだった。

fin

おまけ

「そう言えばさ、ちょっと気になってるんだけど」
「ん?」

夕飯時、シチューを口に運びながら、カルロは口を開く。

「ソナタ、ちょこちょこ敬語混じるよね。癖?」

小首を傾げて問われた言葉に、ソナタは、食べる手を止め、あー……と小さく声を上げる。

「……えっと、前に、ラン兄に、目上の人には、敬語使わないとダメだって言われて……で、出来るだけ使うようにしようとしてるんだけど、すぐに忘れちゃって、敬語じゃなくなっちゃうんだ……です」

言ったそばから、敬語を忘れ、不自然にですと付け足したソナタに、カルロは笑う。

「別にいいんじゃない? 特に私は、普通に話してくれた方が嬉しいし」
「まぁ、敬語忘れない練習に、っていうなら、そのままでもいいけど、そんなに、気負わなくてもいいよ?」

口々にそう言った姉妹に、ソナタは照れたように笑って、小さく頷いたのだった。

あとがき
ひしひしと、何が書きたかったんだって言われそうな気がする……
いや、びしょ濡れになるカルロと、傘さしてプロを歩くルキナが思い浮かんだのがきっかけで書いてみたけど、見事にぐだぐだorz
もう1つ書いてみたかったのが、ソナタの生活事情と、冬の間はルキナの家に居候してるって設定の布石なんだけど……やっぱ、混ぜるべきじゃなかったかなぁ…… まぁ、でも、これで、ルキナの家事情っていうか、設定と同じく、ソナタの野宿風景が出来たからいいとするかー。
前者はクリムとの交流時に 嫌でも出てくるだろうからいいとして。後者の、ソナタの野宿風景はそのうち、ちょっと書いてみたいなぁ。


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使用素材: 使用素材:幻想素材館Dream Fantasy様 雫

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