【星屑のカンテラと旅人】
これは、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』と
「ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社」が権利を有する『ラグナロクオンライン』の2次創作です。
そして、今回のシナリオ「星屑のカンテラと旅人」はこちらからお借りしました。
キャラメイクとプロローグ
- KP :
- ん。さっそくだけど、自分のステ、持ってきてくれた?
- KP :
- これからやるクトゥROフの成否判定は、そっち使わせてもらおうかと思ってね。
君らが冒険者じゃないなら、普通に正規の方法で作ってもらうとこなんだけど、冒険者だからねー。技能も、世界観的にそぐわないのもあるし。なら、基本ステを元にして、所持スキルや設定で、こちらがOKと判断したら、判定に+ボーナス、って形にしようかな、と
- レン :
- や。ルキナ。なるほど、じゃないから。具体的にはどーゆー感じになる訳?
- KP :
- 簡単なとこだと、幸運判定はLUK、知識はINT。とか。
あと、例えば、部屋の中を素早く見回して何かを探す、なら、AGIとか、細かい所をじっくり見るならDEXで、とか。もしくは、運よく目に入ったって事で、AGIもしくはDEX+LUK/2とかでもOK。とか。
こうしたいんだけど、このステで判定出来ない? って交渉もOK。って感じかな
- KP :
- 例えば、錬金術に関係するような事を調べる場合、職柄、君たちは知ってる可能性が高いから、+10判定ボーナスとか。そういう感じだね。こっちも交渉可だよ
- KP :
- と、言っても、持ってきてもらったステ、完全にそのまま、って訳じゃないけどね
- KP :
- ま、とりま、Lvと職とステの報告から、お願いしようかな
- ルキナ :
- はーい。私はクリエイターで、Lv80
ステは、STR・AGI・VITが1。INTが45。DEX・LUKが75です
- レン :
- 俺も、職はクリエイター。Lvは70
ステは、STR10、AGI40、VIT1、INT65、DEX61、LUK16。
で。完全にそのままじゃない、ってのは?
- KP :
- ん。これってさ、判定方法は、基本、1D100で自分のステ以下の値が出れば成功って感じなのよね。でも、ROのステの上限は125な訳だ
- レン :
- あぁ。俺達には関係ないけど、自動成功域に行くのが楽な訳か。未転生でも99まで上げられるし
- KP :
- そゆ事。なので、実際、判定に使用してもう時は、そのステを、1.31で割った数値を使ってもらうので、今の内に出しといてー
- KP :
- うん。その数字が、ステ上限125の時、成功率95に出来るのよ。あ、下限は1ね
- ルキナ :
- はーい。えっと……そうすると、STR・AGI・VITは1で変わらず。INTは34、DEX・LUKは57、って感じだね
- レン :
- STR8、AGI31、VIT1、INT50、DEX47、LUK12。……ねぇ、これ、割と結構キツイんじゃ……? ルキナ、ステの半分1とか、失敗確定だよね?
- KP :
- だーいじょぶ、大丈夫。今回のシナリオ優しいから。……ホントは、ぜひとも、体験してほしかった奴があったんだけどねぇ。シナリオ公開終了しちゃったみたいで……
- レン :
- 管理人が是非とも体験してほしいとか、それ、絶対こっちが散々な目に遭う奴でしょ
- KP :
- 失礼な。新しく出来たカフェに美味しいご飯を食べに行(ったのを切っ掛けに神話的事象に巻き込まれて)くだけの話だよ!
- ルキナ :
- 新しいカフェかぁ……行ってみたかったなぁ
- レン :
- それ! 絶対どっかにカッコついてる奴でしょ絶対っ!!
- KP :
- ソンナコトナイヨー……っていうか、クトゥルーな時点で……ねぇ?
- KP :
- ダメですー。……ってか、ルキナちゃんにソロさせる気?
- レン :
- は? ルキナも連れて帰るに決まってるでしょ
- KP :
- 却下します。って事で、他空白部埋めてこっか
- ルキナ :
- えっと、他のとこって、SIZ、APP、SAN?
- レン :
- あと、HP、SP……じゃない、MPなんだ
- ルキナ :
- あと、CON、POW、EDU辺り……? って、あれ? HPとかって、改めて決めるの?
- KP :
- あー、HPねー……ROデータから持ってきてもいいかな、とも思ったんだけど、装備とかでも結構変わるし、ちょっと諸々面倒なことになりそうなんで、HP、MPはCoC本来の方法で算出します。HPはCON+SIZ/2。MPはPOWね
- KP :
- って事で、まずSIZ。これは私が指定します。本来なら、2D+6なんだけど、君らもう身長決まってるので
- KP :
- レンも9でもいいかなー、とも思ったんだけど、まぁ、Lv70のクリエになってる頃ならもうそのくらいにはなってるかなー、と
- KP :
- あと、簡単なところだと、EDUは、技能取るのに必要……JOB経験値みたいなものだから、君らは設定しなくていいよ
- KP :
- んで、次はAPPいこうか。これも設定というかイメージから半指定するね。本来は3D6なんだけど、極端に高い出目、低い出目出るとキャライメージから剥離しちゃうんで
- レン :
- あー。もし、クリムさんで低い出目出たら、設定と矛盾しちゃうから。って感じか。あの人、すごく美人だし
- KP :
- そそ。って訳で、ちょーっとめんどうで悪いんだけど、ルキナちゃんは、7+1D6+1D2。レンは8+1D6+1D2。で数値出してー
- レン :
- はいはい。そういう事じゃないから。……まー、そんな訳で、俺は14ね
- KP :
- やー……出目が完全に一致するとは……びっくりびっくり(一瞬、ここのダイスロールシステム設定ミスったかと疑ってしまったもん……
- レン :
- まぁ、1D6と1D2なら、そこまで珍しくもないんじゃない?
- KP :
- ん。元々、ルキナとレンだとレンの方がAPP上かなーってイメージだったからねー。んでもって、女顔
- KP :
- 事実ですし? あ、そーいや、忘れてたけど。ここではKPって呼んでね。そういう役割担当してるので
- ルキナ :
- CON……体力でしたっけ? だと、VIT?
- KP :
- ん。ホントは、そこはVIT置き換えで行けるかなーって思ってたんだけどねー。HPに関わってくるので、ちゃんと設定しないとダメだな、って思いました。でも、VIT高ければ当然CONも高いだろーから。
VIT/10の小数点切り捨て(下限1)+1D6でよろしくー
- ルキナ :
- えっと、じゃあ、私もレンも1+1D6?
- KP :
- そうなるねー。あ、君らには関係なけど、素の方のVIT/10ね
- KP :
- あ。キャラシートに書くとき、6(1+5)ってしといてね。これは、次のPOWでもそういうメモの仕方しておいて
- KP :
- まー、君らはVIT上げる予定ないだろうから、あんま関係ないかもなんだけど。Lv上がってVIT上げたら数値、上がるでしょ? 要するに今振ってもらった1D6はボーナス値。ステが上がった時に、そこ分けておかないと再計算したんだかしてないんだか、分からなくなるでしょ
- KP :
- そうなんだよねーー。まぁ、POWの方だと関係してくるから、統一させるためにもそう書いておいてー。
んでもって、SIZとCONが埋まったから、これで、HPが算出される訳だ
- ルキナ :
- あ、そっか。えっと、SIZが9で、CONが6だから、HP15です
- レン :
- で、俺が17か。……ノビでもこんなに低くないよね
- KP :
- そりゃ、ROの数値だと普通に万あるからね……。っていうか、HP/1000でHP算出させなかっただけ、君らにとっては温情だと思うけど
- KP :
- ま。実際のとこは、猫とかHP100kの居たりするから、さすがにCoCのシステムで3桁は多すぎると思ったのよねー。あと、未転生とかでやったら、それこそ悲惨なことになる……って、お二方ーー。HPの値。/2忘れてるがな
- KP :
- で、POWなんだけど、素のステの方で割った後の数字が下限1って条件はCONと同じ。で。INT/20+LUK/20+1D6でよろしく
- レン :
- ちょっと。なんで、LUKが関わってきてるのさ。精神力だから、INTは納得だけど
- ルキナ :
- えっと……じゃあ、私達からすると、INT=LUK、みたいな感じ?
- KP :
- だねぇ。私も、ここは不思議に思ってる。第7版の方にいくと、変わってるっぽいように見えるけど。ここは、私もちょっと考えたのよねー。VITもAGIもない身を守るすべがない状態で普段狩ってる冒険者のがPOW高いんじゃないかなーとか。だから、そこと反比例するように考えてみようかなーとか。でもそうすると、単純に、低Lvの子が数値高くて、段々Lv上がると数値減ってく感じになっちゃうから、それは違和感だなー。となると、純粋にINT,LUKから引っ張ってくるかー。みたいな
- KP :
- うん。単純にシンプルイズベストって事だよ
- KP :
- うるさいやーい。さっさと算出しちゃってーー
- レン :
- こっから先、レベル上がったらルキナのが伸びしろあるけどねぇ
- レン :
- 転生前なら、そうなんだけど、転生後は、半製薬に近い感じになるからなー。まぁ、生まれ変わりの代償って言えるかもねー。この生まれ、運がいいとは言えないし
- KP :
- ま、その状態ってどんだけの確率で起きるんだよ。ってのを考えたら、逆に運が良いと思うけど
- レン :
- それは同感。オーアさん達のおかげで柵もまとめてポイ出来たし、そうなると、ルキナと一緒に居られるこの状況は幸運だと思ってるよ
- KP :
- で、POW=MPなので、MPも必然的に確定、っと
- KP :
- あー。SAN値かー。それは、ちょっと今回、変則的な決め方させてもらうね
- レン :
- っていうか、変則的じゃない項目ってあった?
- KP :
- うぐぅ……と、とりあえずっ! 本来SAN値はPOW×5で算出するのね
- KP :
- うん。本来なら、ね。っていうか、そもそも、SAN値って基本的に、最初が1番高くてだんだん減ってくものなんだけどね。このステ由来の決定方法だと低Lvだと低くて、高Lvだと高くなるでしょ?
- KP :
- ってことは、Lv上がったらSAN値回復するのか、とか、じゃー、その場合は5点づつプラス? とかも考えたんだけどさ。そもそも、ノビ1次の時に正気度低いとか、普通に考えておかしいじゃない?
- レン :
- そりゃね。そーいうのって、人それぞれっていうか、環境とか、性格とか、資質とかで決まってきそうだし
- KP :
- それな。INTとかLUK低い……それこそ前衛さんとかでも、SAN値高い人(神話的生物にびびらない人)居てもおかしくないなーって思うし
- KP :
- って訳で、SAN値は、完全、ダイスで決めます。って、訳で、15D6、振ってみて
- KP :
- 本来のSAN値の決め方。POW(3D6)×5の期待値だね。3D6の期待値は10.5。それに×5して、52.5。1D6の期待値は3.5なので、52.5/3.5して15。なので15D6って感じ。単純に3D6×5回って思ってもらっても良いよ
- レン :
- なら、普通に3D6×5でもいいような気がするけど……
- KP :
- 15D6のが、極端に高い値も低い値も出にくいからね。3D6だとさ。普通に1.1.1も、6.6.6も出るからねー……15D6のが、ほどほどの値出るかな、と
- ルキナ :
- 出目:5, 5, 5, 2, 3, 6, 3, 6, 4, 6, 6, 4, 3, 4, 5 合計:67
- レン :
- 出目:1, 1, 5, 6, 3, 1, 6, 3, 6, 6, 2, 5, 6, 3, 3 合計:57
- レン :
- っていうか、ルキナの出目、5とか6多いね
- KP :
- レンも十分6多いけど1も多いんだよなぁ。
- レン :
- ホントにね。まぁ、それなりの値にはなってるから、良いとするよ
- KP :
- さてさて。これで、準備は完了ですね。という訳で、シナリオ「星屑のカンテラと旅人」開始していきまーすっ
- KP :
- それじゃあ、とある穏やかな日のことです。君たち2人は、食材か、日用品か、そんな何気ないものを買いに外を歩いているよ
- レン :
- そーゆー買い物なら、街の中だよね。わざわざ、住んでる街の外に買いに行く理由もないし、フィゲルの中を歩いてたって事でいいの?
- ルキナ :
- じゃあ、「今ないのは、卵と牛乳とー……あと、今日のご飯何にしようね」
- レン :
- 「パンはあったの見たけど、麺は残り少なくなってなかった?」
- ルキナ :
- 「麺はまだ、買い置き残ってるから大丈夫。お野菜も、根菜はあるんだけど、
葉っぱ系があんまり……あ、でも、ホウレン草はある」
- ルキナ :
- 「んー、それもいいけど、トマトソースパスタか、グラタンに入れたいかも」
- KP :
- じゃあ、君たちがそんな、ほのぼのとした会話をしていると、
「あら、ルキナちゃん」って、不意に声をかけられるよ
- KP :
- そこに居たのは1人の女性だ。フィゲルの住人で、君たちの割とご近所さん。レンも、ちょいちょい見てる顔なんじゃないかな。お喋り好きなのか、こうやって、今みたいに買い物中に声をかけられてお喋り、っていうのは割とある感じだね
- ルキナ :
- じゃあ、にこにこ笑って挨拶します。「こんにちわ~」
- レン :
- 俺はルキナに害がないなら、関わる気がないからね。ちらっとその人を見た後は、ふいっと、そっぽ向いてるよ
- KP :
- じゃあ、女性はそんなレンの様子を見て、ちょっと笑ってから、こそこそっと、ルキナちゃんへ話しかけるよ。
「デートのお邪魔しちゃった?」
- ルキナ :
- ふぇ!? そ、それは、びっくりして、わたわたしちゃいますよっっ!
「えっ!? そ、そーゆーのじゃないから、大丈夫ですっっ」
ぱたぱた手を振って、そう主張しますっ
- KP :
- いや、ごめん。なんか、ルキナちゃんがこーゆー反応するとか、感慨深いなぁ、って思って
- ルキナ :
- え、え? へ、変なこと言ってないですよっっ!!
- KP :
- うんうん。ごめんごめん。じゃあ、その返答を聞いて、女性は「そーお?」なんて言ってから、「それより、聞いてよ! ルキナちゃんっ」って話し始める。
- KP :
- 「すぐそこの雑貨屋さんでね。ついこの前、新しく本を仕入れたって言うから、見てみたのよ! そしたら、えーっと、マザーグース? っていう、童話? 詩? が色々書いてある本があってね。古本を仕入れたみたいで、結構古い感じの本ではあったんだけど、ちょっと面白そうだったから、買って、じっくり読んでみたのよ。そしたらね、1つの項目だけ、真っ白だったのっ!!」
- ルキナ :
- えーっと……ちょっと、話の勢いにびっくりしながら、ちょっと小首を傾げます。
「あらら……製本ミス、なのかなぁ?」
- KP :
- 「たぶんね!! でも、他の所はどれもステキだったから、真っ白な所も、読んでみたいのよ! ルキナちゃん冒険者でしょ。他の街にもよく行くでしょっ。ちょっと欠けてる部分、調べてきて欲しいのよっ」
女性はそう力説して、ルキナちゃんに頼み込むよ
- ルキナ :
- それくらいなら、いいですよー。なので、頷きます。
「うん。いいでしょ」って
- レン :
- ちょっと待った。さすがにそれは口出すよ。
「ちょっとルキナ。何また安請け合いしてるのさ」
- ルキナ :
- 「レン……。だめ?」
レンの方を振り返って、じっと見つめます。
- レン :
- うっ。……それは、ちょっとたじろぐ
「だ、ダメとは言ってないでしょ。安請け合いするなって言ってるの! どんな本かも現時点では分かってない上に、古い本、って言ってたでしょ。プロとか、ジュノーの本屋にも無い可能性があるの分かってる?」
- KP :
- あぁ。レンの言葉に、女性は口を開く。
「もちろんっ。その本は明日持ってくるわ。実物を見た方が探しやすいのは当然だし、オススメの本だし、ぜひぜひ見てみて欲しいもの! あと、古い本だから、お店じゃ売ってないかもしれない、っていうのは私も思っていてね。だから、あるとしたら、図書館かな、って思うの。だから、大きい図書館……そうね、ジュノーの図書館。そこに無いなら諦めるわ」
そう言って、女性は君たちを見つめるよ。
- レン :
- じゃあ、そんなルキナにやれやれって感じでため息をつくよ。
「まぁ、そのくらいなら、無茶振りって訳でもないからいいか。ホント、ルキナはお人好しなんだから。それで? もし、本を見つけたらどうしたらいい訳?」
- KP :
- 本を借りてくるでも、該当箇所を書き写してくるでも。女性は、そのお話が読めれば良いだけだからね。方法は任せるよ
- KP :
- って事は、頼みを引き受ける感じでいいのかな?
- レン :
- まぁ、ルキナの行動を制限したくないしね。現時点では、ジュノーの図書館なら、危ない事もなさそうだし、却下する理由はないよね
- ルキナ :
- ! わーい。レンがOKくれたので、引き受けますっ
- KP :
- 君たちが頼みを聞いてくれると聞いて、女性はとても喜ぶよ。
「ありがとうっ!! じゃあ、明日、本を持ってくるわね!!」ととてもうきうきと嬉しそうに去っていった
- ルキナ :
- じゃあ、女性を見送った後、レンの方を見て笑いかけます。
「ありがとう、レン」
- ルキナ :
- 「本、探すの、手伝ってくれるんでしょう?」
- レン :
- 「当たり前でしょ。それに、これは俺がやりたくてやってるんだから、お礼とかいう必要ないと思うけど?」
- KP :
- じゃあ、そんな和気あいあいとした会話をしながら、君たちは、本来の目的である買い物を済ませ、その日は何事もなく1日が終わった。
- レン :
- あー……巻き込まれるなら、図書館で、かと思ってたんだけどな……
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