【星屑のカンテラと旅人】
これは、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』と
「ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社」が権利を有する『ラグナロクオンライン』の2次創作です。
そして、今回のシナリオ「星屑のカンテラと旅人」は
こちら
からお借りしました。
第1の部屋
KP :
ふと、君たちが目を覚ますと、視界は真っ白だ。慌てて起き上がると、君たちは、真っ白な部屋の中にいると分かる
レン :
GM、俺とルキナは一緒にいるの? 別々の部屋?
KP :
一緒の部屋だ。真っ白なのもあって、すぐにお互いの姿は分かると思うよ
レン :
なら、すぐに、ルキナの傍へ行くよ。「っ、ルキナ。大丈夫? どこも、何ともない?」
何より先に、ルキナの状態を見る
ルキナ :
えっと……KP。体調とかは、何ともない。ですよね?
KP :
うん。君たち2人とも、異常は何もないよ。ただ、自室で寝て、目が覚めたら、真っ白な部屋に居た。って感じだね。
レン :
いつの間にか、見知らぬ部屋にいるってのが、最大の異常なんだけどな
KP :
まぁ、それは、ですよね、としか言えないなぁ
ルキナ :
んっと、とりあえず、体調はなんともないんですよね? じゃあ、「私は大丈夫。 レンは? 大丈夫?」ってレンを見ます
レン :
「俺も平気。それにしても……ここ、は……」
ルキナの側で改めて、辺りを見渡すよ
KP :
お。じゃあ、改めて描写するよ。
君たちが今、居るのは、壁も床も真っ白な正方形の部屋。君たちの他にこの部屋にあるのは窓と古ぼけた机のみだ。
判定なしで分かるのはこのくらいだね
レン :
って事は、判定したら、まだ何か、情報出てくる、と
KP :
そうだね。この場から部屋の中をしっかり素早く見る、って事で、DEX+AGI/2で判定してみて
ルキナ :
う。実質DEXの半分……
KP :
運良く目に留まる可能性もあるから、失敗したらLUKで振って良いよ。あと、宣言した行動によっては、判定無しで情報公開するから、気楽に振ってみてちょーだいな
ルキナ :
わ、分かりましたっ
ルキナ :
出目:39 <= 29 失敗!
レン :
出目:63 <= 39 失敗!
KP :
うい。LUKで振っていいよー
レン :
俺、LUK低いんだけどなぁ……
レン :
出目:55 <= 12 失敗!
ルキナ :
出目:85 <= 57 失敗!
KP :
じゃあ、残念ながら、その場からじゃ、他に分かる事はないね
ルキナ :
むぅ……レン、どうしよう?
レン :
部屋の中は、窓と机のみ、って事は、扉もなし?
KP :
うん。あるのは窓と机だけだ
ルキナ :
……もしかして、閉じ込められてる?
レン :
もしかしなくても、閉じ込められてるよ。パッと見で扉がないって事は、隠し扉か、元々ポタとか転移魔法のみでデイルする事が前提となってる部屋か、ってとこだけど……
あ、KP。俺達の持ち物ってどうなってる?
KP :
寝る前に身の回りにあったものなら、あるよ。あと、、服装は眠った時のものだね
レン :
つまり、職業服は着てないし、ろくなものも持ってない、と……寝る前、身の回り……あ。じゃあ、冒険者証はある?
KP :
あるよ
レン :
あー、それは、見つけてちょっと驚くな。連絡手段取り上げてないとか。「……変な誘拐」って呟く
ルキナ :
ねぇ、KP。私、寝るとき、いつも何かあってもすぐ外に飛び出せるよう、蝶、ハエ、ポーション、短剣、アシデモ用品とか入ったポーチ、枕元に置いて寝てるんだけど……
KP :
え!? あ、あー……そうだった。ルキナちゃんち、そういう習慣だったっけ……
ルキナ :
うん。子供の頃の夜中の故郷襲撃に、ギルドハウス襲撃に、何が起きるか分からない異世界の駐屯地に居たりもしたし、転生1次の時も宿屋に押し入られたりとかもしてるし……普通に習慣になるよね
KP :
ですよねー……それは、ポーチ、持ってるね……
ルキナ :
わーい。中身は? ちゃんとある?
KP :
入ってる。けど、消耗品の具体的な所持数は、使う時、ダイスで決めようか。蝶の羽は1D6、他は2D6振っていいよ
ルキナ :
はーい。じゃあ、さっそく蝶の羽の数確認しますっ
ルキナ :
出目:2
ルキナ :
やったっ! 丁度2つ! ポーチから蝶の羽取り出して、レンに見せますっ
「ね、レンっ! 蝶の羽あったっ! 取られてなかったよっっ」
レン :
それは、冒険者証取られてなかった事以上に驚くよね。「は?」って声零れそう
ルキナ :
「ポーチの1番奥に入れてたから、気付かなかったのかな」そう言いながら、レンに1つ蝶の羽渡します
レン :
受け取る。けど……ルキナ。ちなみに、これで、何もしないで脱出ってメタ的にあると思う?
ルキナ :
ん-ーー。でも、いきなり、怪しさ満点のとこに連れてこられて、脱出の手段持ってたら、使わないっていう選択肢がないと思うの……
レン :
それな……ハエなら使用不可なとこって割とあるけど、蝶が使えないとことか無いしねぇ……
KP :
じゃあ、2人とも、蝶の羽を使う、って事でいいのかな?
ルキナ :
はいっ
レン :
どっちかが取り残されるのも怖いから、せーの、で同時に使うよ
KP :
OK。じゃあ、君たち2人は、蝶の羽を握りつぶした。それで、この空間から、脱出する事が出来る。
はずだった。
けれど、目の前の景色は真っ白なまま、何も変わらない。否、ざわり、と君たちに悪寒が走る。何も変わらぬはずなのに、威圧のような、何かに押さえつけられているかのような、圧迫感に襲われた。
真っ白な景色を前にしたまま、役目は果たしたとばかりに、蝶の羽はさらさらと崩れ、君たちの手の中から、零れ落ち……無くなると同時に圧迫感も消え去っていった。後に残るは、君たちと変わらぬ景色だけだ。
で、ちょっと、INT+DEX/2で振ってみて
ルキナ :
出目:97 <= 46 失敗!
レン :
出目:62 <= 49 失敗!
KP :
わぉ。ここでファンブル引きますか。えー……どうしようかな。
じゃあ、ルキナちゃんは、謎の威圧感にあてられたのか、かくん、と膝の力が抜け、強かに、膝を床にぶつけてしまう。
って事で、HP-1しておいて。
ルキナ :
う。はぁい。 HP:8→7
レン :
「ちょっ!? ルキナ、大丈夫!?」 慌ててルキナの様子を見るよ。
KP :
はいはーい。行動する前に、確かに、蝶の羽を使ったのに、セーブ地に飛ぶことができなかった。そんな、君たちの常識に反する現象を目の当たりにして、ただでさえ、気づいたら見知らぬ場所にいた事もあり、何か、尋常ではない事に巻き込まれているのでは、って事で、レン君は、0/1のSAN値チェックだ。
そして、ルキナちゃん。
KP :
君は、君たちを襲った威圧感にあてられて体勢を崩した。なら、“何者かから威圧感を向けられた”事を察しただろう。
蝶の羽が効果を発揮しなかったこと、自分達の他には誰も居ないはずなのに向けられた謎の威圧感。それらから、蝶の羽の効果を打ち消すような尋常ではない何者かに見張られているのでは、という不安に襲われる。って事で、ルキナは1/1D3のSAN値チェックだ。
レン :
出目:44 <= 57 成功!
ルキナ :
出目:98 <= 67 失敗! ファンブル!!
ルキナ :
ちょ、待ってっっ、なんでっっ!?
KP :
わー。2連でファンブル……ま、まぁ、SAN値チェックだとファンブルないから、ただの失敗だからね。なむ
ルキナ :
うぅぅ……
ルキナ :
出目:1
ルキナ :
SAN値:67→66
KP :
あ、でも最小値引いた。
ルキナ :
ちょっと、それは、ほっとしました。
えと、床に膝を着いたまま、レンを見上げます。「大丈夫。ちょっと、びっくりしちゃって……」
レン :
「大丈夫とか言ってないで、さっさと見せる。結構すごい音してたんだから」
そういって、ルキナを座らせて、足の様子を見るよ。で、KP。手当したいんだけど
KP :
あぁ。本来なら、応急手当って技能があるから、それ降ってもらうんだけど、君ら、ノビで応急手当習ってるからね、応急手当失敗するとか、ノビからやり直してこいって案件だから、自動成功で良いよ。代わりに、怪我1箇所1回制限かつHP回復1固定ね。あとは他のアイテムなりスキルなり使ってください。という事で
レン :
了解。じゃあ、ルキナに応急手当。
ルキナ :
はーい。HP:7→8
ちなみに、私がファンブル出したINT+DEXの判定って何だったんですか?
KP :
あぁ、それは。謎の威圧感を感じ、それを発した何者かがいる可能性に気づくかどうか。気づかない、失敗すれば、蝶の羽が使えなかったという不可解な事象に対してのみ、SAN値チェックだから0/1。気づいてしまったら、それに対する不安・恐怖で1/1D3って感じ。失敗した方が良い類の判定でした。ルキナちゃんファンブルで軽い怪我だけど、そこで怪我する理由付与したら、必然的に気づいた事になるよなーって事で、1/1D3を適用した感じだね。
ルキナ :
なるほど……
KP :
あ、そうだ。ルキナちゃん、今座って、レンの手当受けてるんだよね?
ルキナ :
? はい
KP :
なら、その間にDEX+LUK/2、って、ルキナちゃんだと平均取る意味ないのか。まぁいいや、それで振ってみて
ルキナ :
出目:5 クリティカル!!
KP :
ここで、クリティカル出しますか。出目極端だなぁ……えー、どうしようかな
KP :
ん-……よし。ルキナちゃん、君は、腰を下ろしたことで、視点が変わったためだろう。机付近の床の上に何か、紙のようなものが落ちているのに気が付くよ。
あと、クリティカル特典としては、次以降の判定、好きな時に、1度判定に+20のボーナスを上げるから、特典使う時は、判定前に宣言してね。
ルキナ :
わーいっ、了解ですっ
ルキナ :
じゃあ、レンに「ねぇ、レン。あそこ、何か落ちてる」って指さします
レン :
「ん?」 ルキナが指さした方を見て、ちょっと沈黙した後、ため息をつくよ。「……さすがに、そろそろ、あの辺調べないとかぁ。あんまり、よく分かんないものに近づきたくなかったんだけどな」
ルキナ :
「そうなの?」
近づきたくなかったと聞いて、きょとんと、レンを見ます。
レン :
「当たり前でしょ。こんな妙に真っ白い部屋に、あからさまに置いてある机とか、調べてくださいと言わんばかりで怪しい以外の何者でもないんだから。まだ、白い机なら、そういう部屋だとも思えたけどさぁ……そんな怪しい、罠かもしれないもの、避けたいと思うのは当然でしょ」
そう言ってから、1つ溜息をついて、軽く肩を竦めるよ
「――と、言っても、他に出来る事はないみたいだから、やるけどね」
ルキナ :
「ほかに出来る事……冒険者証は?」
レン :
「それも考えたけど、蝶の羽すら使えない場所で、耳打ちが使えるのか、っていうね。あと、運よく繋がったとしても、何も渡せる情報が無いんじゃ、クリムさんに心労かけるだけでしょ。って訳で保留……ん。手当もこれで完了、っと」
ルキナ :
「ありがと、レン。……じゃあ、行ってみる?」
レン :
「ん」 って訳で、ルキナと2人、警戒しつつも机の傍まで行くよ
KP :
はーい。なら、机の前に来た君たちの足元には古びた紙切れが落ちている。
又、近くまで来たことで、机の上に、1冊の本とカンテラが置いてあるのに気が付くよ。
ルキナ :
とりあえず、まず、紙を拾ってみます。
KP :
了解。古びた紙切れには、くすんだインクを使ったのか、掠れた字で走り書きがされていた。
「この旅路は招いた者にとって正しいものでなくてはならない。けして、道を誤ってはならない。けして、カケラを害してはならないのだ」
そう、書いてあるね
ルキナ :
「……招いた者にとって正しい……」
だから、蝶の羽が使えなかった、って事かな、って考えながら、呟きます。
レン :
「っていうか、カケラって何なのさ」
こっちも眉を顰めて呟くよ
KP :
うん。じゃあ、そんな感じで、紙切れを見てる君たち。INT+DEX/2で振ってみて
レン :
出目:80 <= 49 失敗!
ルキナ :
出目:21 <= 46 成功!
KP :
ほーーん
レン :
何さ?
KP :
じゃあ、まず、レン君は、とくに何も気づかなかったよ
KP :
で、だ。ルキナちゃん。君は、このくすんだ赤黒いインクに何処か違和感を感じるよ。その違和感の正体を確かめようと、じっと、紙切れを見つめた君は、無意識にその紙切れを顔に近づけた。その時、仄かに鉄錆のような香りが鼻腔をくすぐる。それは、危険の多い冒険者である君たちにとっては、割と馴染みのある匂い。血の匂いだ。故に、気づいてしまう。この文字がインクなどではなく、誰かの血液で書かれたものであると。
それに気づき、怖気が走る。って事で、0/1D3のSAN値チェックだ
ルキナ :
み゛ーーっっ、なんか、気づかなくていい事気づいてる気がするんだけどっっ!!
KP :
まぁ、気づかない方が平和な奴だーよーねー
ルキナ :
出目:40 <= 66 成功!
ルキナ :
あ。良かった。成功した……じゃあ、ちょっとだけ息を詰めてから、そろそろと、紙を机に下ろします。
レン :
「ルキナ? どうかした?」
ルキナ :
「レン……うぅん。何でもないよ」そう答えてから、改めて机の上を見ます。本とカンテラがあるんだよね?
KP :
そう。
本の方は、表紙にマザーグース「きらきら星」1章と書かれているよ。
カンテラの方は、灯りは灯ってない。横に扉が付いていて、その扉を開けて中に光源を入れるタイプのカンテラみたいだね
レン :
……触っても、大丈夫?
KP :
どこからどう見ても、ただの本とカンテラにしか見えないよ
レン :
はぁぁぁ……答えになってないんだよなぁっ。調べないとだから調べるけどさっっ。本を手に取るよ。
ルキナ :
あ、じゃあ、私は、カンテラを手に取ってみます。手に持って、下とか、中とか覗いたら、何か分かる事ないかな
KP :
お。じゃあ、先にカンテラから描写しようか。ルキナちゃん、君がカンテラの中をのぞいてみると、中央に六角形のくぼみが3箇所あるのに気が付く。どうやら、光源をそこにはめ込む仕様になってるみたいだね
ルキナ :
光源……何か、あったりするのかな
KP :
レンの方は、本を手に取って、そこからどうする?
レン :
……しょーがない。本を開いて何が書いてあるか見てみるよ。
ルキナ :
あれ? そういえば、マザーグース、って、調べて欲しいって言われた本?
KP :
OK。じゃあ、レン君。君が本を開くと、そこには、このような事が綴られていた。
「きらめく小さなお星様、あなたはどちら様?
空のうんと高くで輝いている
まるでダイアモンドのように
お日様がいってきますを告げて
暗くなるとあなたが現れて夜通し光るのよ!
夜道を歩く旅人もあなたを頼りにしているの
あなたの瞬きに導かれて進むから」
その次のページからは真っ白なページが続いている。
それを確認していると、本の最後に何かが挟まっているのに気が付くよ
レン :
何かが挟まってたページと、挟まってたものを確認するよ
KP :
OK。まず、最期のページも真っ白で、何かそこに書かれている、というような事はない。
そして、挟まっているものは、どうやら封筒のようだね。
KP :
あと、ルキナちゃん。女性から頼まれた本もマザーグースって名前だと聞いている。けれど、実物を見ていない以上、頼まれた例の本なのかどうかは、分からないだろう
レン :
封筒、ね。中、何か入ってる?
ルキナ :
あー、そっか。何か関係あるかなぁ、って思ったんだけどなぁ
レン :
まぁ、関係はあるんだろうね。タイミングが良すぎるから。けど、ヒントになる情報はない、ってとこじゃない?
KP :
触った感じ、中に何か、入ってるみたいだね
レン :
開けて中身を取り出す
KP :
OK。中身を取り出してみると、入っていたのは、招待状と書かれた紙と1枚のカードだ。
招待状には、このような事が綴られていた。
【招待状】
「ようこそ。あなた方は旅人である。
あなた方の旅は、星屑の灯りによって導かれる。
そう、これは星屑を集める旅路だ。
カンテラと本を携え、物語を辿り、物語を完結させるための旅路だ。
それでは、旅人諸君、Bon voyage!
追伸:この旅に必要な持ち物は此方で用意しておいたので持っていくこと」
で、ついでに、レンは、INTで振ってみて
レン :
INT?
KP :
うん。INT+LUK/2でも良いけど。
レン :
INTでふりまーす
レン :
出目:10 <= 50 成功!
KP :
ん。それじゃあ、君は、裏側にも何か書いてあるのでは、と思い付き、紙を裏返す。
そして、
「紛い物のカケラは最後に本物となる」
と書かれているのを見つけるよ。
レン :
………………この招待状とやら、思いっきり破り捨てたい
KP :
は?
ルキナ :
ちょっ、レンっ!?
レン :
やんないよ! ちゃんとしたヒントっぽいからやらないけどね!? ナニコレ、この犯行声明文っっ!!! 招待状って言うなら、拒否権をちゃんとセットで付けといてくれないかなぁっ!!
レン :
でも、俺たちを誘拐した何かからのメッセージなのは確実っぽいし、絶対、イラっとして、手に力が入った分、紙にシワが寄ってそう
ルキナ :
じゃあ、それに気づいて、レンに声を掛けます。
「レン、どうしたの? 大丈夫?」
レン :
「ルキナ……。何でも……あぁ、いや、こんなの、見つけてね」
そう言って、ルキナに招待状とやらを渡してみせるよ。そして、カードの方を見てみる。
KP :
了解。カードには「THE MOON」という文字と共に、月夜のイラストが描かれているよ
ルキナ :
古びた紙みたいに、嫌な事が何かあったのかな、って心配したけど、色々気にはなるけど、普通のメッセージみたいでちょっとほっとします。
ルキナ :
「あの紙に書いてあった”旅路は招いた者にとって正しいものでなくてはならない”、ってこの事、かな。招いたものに取って正しい旅路……物語を完結させるための旅路……つまり、物語の通りに進め、って事、かなぁ……物語って?」
レン :
「あぁ、たぶん、これの事じゃない?」
ルキナに、本を渡して見せるよ
ルキナ :
「きらめく小さなお星様……旅人……招待状でも、旅人って言ってた、から、イコール私たち。で、旅人はお星様の瞬きに導かれて進む……って事は、お星様を見つければいい、って事かな?」
ルキナ :
本と招待状を見比べて、そう言ってから、レンを見ます。
レン :
「たぶんね……”暗くなるとあなたが現れて夜通し光るのよ”、って書いてあるから……」
そこで、言葉を切って、もう1回あたりを見回すよ。KP、ここ、白い部屋、って言ったよね。って事は明るい? 明るいなら光源は?
KP :
白い、って分かる通り、部屋の中は明るいよ。けど、天井を見ても特に灯りなどはなく、窓からの光が部屋の中を照らしているようだね
レン :
「……部屋の中が暗くなれば、って思ったんだけどな……」
窓の方を見るけど、ここから何か分かる事ある?
KP :
ん-。外が明るいって事と、空が見えるってくらいかな! あとは、判定か行動が必要だよ
レン :
何で判定?
KP :
ん-。この場合はDEXだね
レン :
OK
ルキナ :
あ、私もやりますっ
レン :
出目:16 <= 47 成功!
ルキナ :
出目:33 <= 57 成功!
KP :
ほー。2人とも成功か。では、君たちが窓の方をじっくり見てみると、窓枠の上部にくぼみがあり、「THE SUN」と書かれたカードが嵌っている事に気づく。
そして、窓のすぐ前を、ふわりと雲が通り過ぎて行ったのにも気が付くよ
ルキナ :
……もしかして、ここ、かなり高いとこにある……?
レン :
……とりあえず、窓に近づいて、くぼみに嵌ってるカードを見てみる。んだけど、カードの大きさってどのくらい?
KP :
そうだね。見上げてる状態だから、大体って感じだろうけど、それでも、ちょうど、君が持ってる「THE MOON」のカードと同じくらいの大きさに見えるよ
ルキナ :
あ、私も一緒に窓のところに行きますっ
KP :
ほいほい。で、どうする?
レン :
あー……上に嵌ってるっていうカードを取りたいとこだけど……窓の上……手、届く?
KP :
あーー……ぶっちゃけ、取るのに判定とかは設けられてないから、取れるんだろうけど……君ら、割と小さいんだよねぇ……手が届くイメージがない
ルキナ :
踏み台……あ。窓って開きます? 開くなら、窓枠に乗って、とか
KP :
開くよー
ルキナ :
じゃあ、窓開けますっ。で、窓枠に乗る!
レン :
ちょ、まって! それは慌てて止めるっ。窓の外を雲が通ってったって事はうっかり間違って落ちたらヤバい奴でしょそれっっ!!
「わーーっっ!!? ちょっと待ってルキナっ! 危ないっ! 俺がやるからっっ」
ルキナ :
あー。実際、窓の外ってどうなってるの?
KP :
窓を開けて、君たちが外へと顔を出すと、上にはさんさんと輝く太陽があり、眩しいくらいだ。下を見れば地面などは見えない。雲がふわふわと漂っているのが見える。
相当高いとこにあるんだな、って分かるよ
レン :
「ほらっ! うっかり足踏み外したりしたら、一発アウトな感じじゃんっっ!! 俺の方が動けるから、俺がやるっっ!」
そう言って、窓枠に足をかけて、窓枠や、開いた窓につかまりながら、窓枠に立って、窪みに嵌ってるカードを取る
KP :
なら、君は、何の問題もなく、カードを取り外すことが出来る。「THE SUN」と書かれたカードには、MOONと同じように、けれど、こちらには太陽のイラストが描かれているね。大きさも、丁度同じだ
レン :
へーぇ。じゃあさ、SUNのカードの代わりに、MOONのカードを嵌める、って出来る?
KP :
出来そうだね。嵌めてみるかい?
レン :
なるほど。メタ的に考えると、嵌めるんだろーなーって思うんだけど、嵌めたら何か起きるとか思いつくかな……いや、ありえるか?
ルキナ :
何かあるかも、くらいには思うかも。生体に行くときのパズル? 道探し? みたいなものはやってるし、思いつく可能性はあると思うよ。
KP :
脱出ゲームね。まぁ、これもそんな感じではあるからなー
レン :
あー。確かに。……でも、その前に。
俺、今、窓枠の上に立って、視点がかなり変わってるよね? そこから、ざっともう1回部屋の中を見てみるよ。
KP、何か気づく事ある?
KP :
いや、特に気づくものはないね
レン :
……判定もないなら、取り逃しのものはなさそうかな。
ん、分かった。じゃあ、SUNのカードが嵌ってた窪みに、MOONのカードを嵌める。
KP :
OK。では、君がMOONのカードを嵌めると、窓の外の景色に異変が起こる。
あー。ルキナちゃんはともかく、レンはその体勢だと気付き難いかも
ルキナ :
あ、じゃあ、レンがカードを嵌めて、異変に気づいたら、「レン!」って声を上げます。
そのままだと危ないかもですしっっ!
レン :
ん。それはすぐに飛び降りて、ルキナの所へ行くね。
「ルキナ、どうしたの」って
ルキナ :
「窓の外っ」って、外を指さします
KP :
RPありがとうっ。
じゃあ、君たちが見ている前で、外の景色が目まぐるしく動いていく。
速度のかかったTのような速さで雲が流れていき、みるみる内に眩しく光り輝いていた太陽が移動していく。空の色が吸い込まれそうな青色から、黄昏色へと変わり、そのまま夜色へと変化していく。
いつの間にか現れた月が、柔らかな光を纏っており、月に誘われるかのように、星がきらきらと瞬き始めた。
今、君たちの前に広がるのは、見事な月夜だ。そのため、部屋の中もそれ相応に暗くなっているよ。と、言っても、月や星が輝いているため、暗いは暗いが、行動するには問題ない程度の暗さだ
レン :
その光景に、はーーー、と大きくため息をつくよ。
「何か起きる事は期待してたけどさ。何、この、むちゃくちゃさは……」
KP :
驚いてるとこ悪いけど、まだ、終わりじゃないんだなー
KP :
ちかちかと輝き、姿を現す星たち。その中でダイヤモンドのような光を放ち、一際強く輝く小さな星がある。それは、窓から手を伸ばせば届いてしまいそうな程、近くで輝いているよ
ルキナ :
ふわぁ……すごい。手を伸ばしてみます
レン :
警・戒・心!! ルキナ、ストップ!!!
ルキナ :
え? でも、『旅は、星屑の灯りによって導かれる』んでしょ? なら、このお星さまが導いてくれるんじゃないの?
レン :
俺もその可能性は高いと思ってるけどね。でも、危なくないか、警戒は必要でしょっ
ルキナ :
むぅ……
レン :
ルキナを制止してから、星に手を伸ばして、つん、と軽くつついてみる
KP :
特に何も。揺れる事も落ちる事も、光が消える事もなく、ただただ、その場で光輝き続けているね。
レンの指先が、星に触れても、熱いとか痛いとか、そういう感覚はなかったよ
レン :
ふぅん……なら、大丈夫かな。じゃあ、手を伸ばして、星を取るよ
KP :
OK。じゃあ、君は掌に収まるほどの小さな星を入手する事が出来たよ
ルキナ :
レンとお星さまと、じぃっと見る。
「レン……過保護」
私もお星さま取ってみたかったーー
レン :
う。それはちょっと、バツが悪そうに、頬を掻くよ。
「ごめん、って。ほら、これ」
って、ルキナに星を見せる
KP :
じゃあ、星はレンの手の上で、空にあった時と変わらず、光り輝いている。
って訳で、2人とも、星見てるね? なら、INT+DEX/2をどうぞ
レン :
出目:20 <= 49 成功!
ルキナ :
出目:64 <= 46 失敗!
KP :
じゃあ、レン。君は、自分の手の上にある星が、六角形の白い金平糖だと気が付くよ
レン :
金平糖?
KP :
うん。ただし、大きさは5cmくらいある
レン :
金平糖にしては随分大きいね?! それはちょっと驚くよ
「これ……金平糖だ」って呟く
ルキナ :
「こんぺいとう?」
レン :
「うん。知らない? アマツのお菓子。小さくて優しい甘さで食べやすいから、糖分補給にいいんだよ。ケミの頃、売ってるの見つけたら、たまーに買ってたんだ」
ルキナ :
「……小さくて、食べやすい……?」
これが……? って感じで首を傾げます
レン :
「普通の金平糖はもっと小さいの! ……そうだな、ひなあられの小さいやつ、くらいな感じかな」
ルキナ :
「へぇ~。それなら確かに、ちっちゃいね」
レン :
「そもそも、金平糖は光らないから」
レン :
なんで光ってるんだろ、これ。と、つんつん突く
ルキナ :
でも、魔力を十分に含んでる食材で、冒険者用の料理とかお菓子作る要領でやれば、作れそうだよ? 光る食べもの
レン :
あー、確かに。……でも、何やってんの? って、感じだよね、それ
ルキナ :
それは、たしかに……
KP :
はいはーい。お2人さん、話が脱線してないかい?
ルキナ :
あっ!! えっと、えぇっと、お星様がこんぺいとうで、でも、普通のこうぺいとうじゃないよ、って話だよねっ
レン :
ん。そうだね
ルキナ :
……ん? あれ? 私たちに必要なのはお星様で、お星様はこんぺいとうで……? でも、このこんぺいとう、空に浮いてた訳だし……?
「……これって、こんぺいとう? それともお星様?」
レン :
あー……「お星様、って事でいいんじゃないかな。なるほどね。招待状の裏に書いてあった”紛い物のカケラ”ってこういう事か」
ルキナ :
「こんぺいとうのお星様だから、紛い物、って事?」
レン :
「じゃないかなー、って。って事は、これが必然的にカケラって事で、カケラを害すな、って事は、お星様を壊すな、って意味かな」
ルキナ :
「なるほどー。じゃあ、やっぱり君が導いてくれるんだね」ってお星様に話しかけます。
KP :
星はただ、きらきらと輝くだけだね
レン :
そういえば、星を手にした訳だけど、部屋の中、何か変わった?
KP :
ん-、言えるのは、窓の外が夜となったため、薄暗い室内が君の目に映っているだろう。ってくらいかな。判定するなら、AGI+DEX/2ね
レン :
出目:93 <= 39 失敗!
ルキナ :
出目:87 <= 29 失敗!
KP :
君たちは、部屋の中をもう1回見てみたが、暗くてよくわからないなー、って思った。手元が明るいから、余計に部屋の中が暗く感じるのかもしれないね
ルキナ :
あぅ……「むぅ、暗いね。近くはお星様の灯りで見えるけど……」
レン :
「これは、部屋の中、歩いて回るようかな……」
ルキナ :
「あ。じゃあ、お星さま、カンテラに入れておこう? 手の上に置いたまんまだと、何かの拍子に転がって落ちちゃって壊れちゃったら大変だもの。落とさないように握ってたら、その分辺りを照らせないし」
そう言って、カンテラ取ってきますっ
KP :
ほいほい。暗いとは言っても、細かいとこまでしっかり見えないってくらいで、どこに何があるかくらいは見えるから、何の問題もなく持ってこれるよ
ルキナ :
はーいっ。じゃあ、カンテラ持ってきたら、横の戸を開けて、レンの方へ向けます。
「はい、レン」って
レン :
じゃあ、ルキナの持ってるカンテラの中に星を入れる。……そういえば、窪みがあるんだっけ?
ルキナ :
うん、あったよ
レン :
じゃあ、転がらないように、そこに置く感じで星を入れるよ
KP :
OK。では、君はカンテラの窪みに星を嵌めこみ、戸を閉める。
すると、カンテラから、白い光が溢れ、ぽろぽろと零れ落ちていく。その小さな光たちは、きらきらと輝き、瞬いて、道を作っていくよ。
まるで、夜空で瞬く星たちが集まって道を作ったかのような光景。その先へと視線を向けると、そこには、今までなかった扉が、現れていた。
ルキナ :
「ふわぁ……きれい」
光の道に、つい、感嘆の息をついて見入ってます
レン :
「扉が……とりあえず、この部屋からは、出れそう、か」
ちょっと、ほっと息をつくよ
ルキナ :
「ね、ね。レン、行ってみよっ」
レン :
「それに否はないけど、怪しい所にいる事に変わりはないんだから、警戒は怠らないようにね」
ルキナ :
「うんっ」
大きく頷いて、扉の前へ行きます。
レン :
同じく。ルキナと一緒に行くよ
KP :
では、君たちはきらきら光る道の上を歩き、扉の前へとやってきた
レン :
あ。移動する前に、道と扉、ちゃんと見てみればよかった……
KP :
まぁ、ここまで歩いてきて、何も起きてないから、安心していいよ。……ふふ。道と扉の出現に、浮足立ってたのは、ルキナちゃんだけじゃなかった、ってことだね
レン :
KP、一言余計
レン :
それで? 扉の前に来て、何か分かる事ある?
KP :
そうだね。君たちが間近で扉を見てみると、それは木製の扉だという事が分かるだろう。
また、扉には、木製の板が取り付けられており、そこには「灯りと物語を示せ」と刻まれているよ
KP :
で、2人に質問だけど、カンテラと本って、今どうなって……違うな、どこにある?
ルキナ :
え? ……えっと、カンテラは、私が持ってきて……レンにお星さま入れてもらったけど、渡してないから、私が持ってる。ね
レン :
本もルキナが持ってるよね。渡してるし、その後、俺、窓枠の上に乗ったりしてるから
ルキナ :
あっ、たしかにっっ!! たぶん、本は無意識に脇に抱えてたんだと思う
KP :
つまり、両方、君たちの……正確にはルキナちゃんの手元にあるんだね。
では、君たちの目の前で、キィと小さな音を立てて、扉が軽く開く。それはまるで、扉が君たちを歓迎し、入っておいでと招き入れようとしてるかのようだ
ルキナ :
「あ。……扉、開いたみたい。どうする? レン」
レン :
「どうするも何も、決まってるでしょ。灯り貸して? ぐるっとこの部屋一周するから」
KP :
んん? レンさん? Why?
レン :
何言ってんの。元々部屋に何か変化があったかどうか、分からなかったから、カンテラに星を入れて灯りにしたんだよ?
今の扉のほかに何かあるかもだし、ちゃんと確認はしないとね
KP :
なるほど。ルキナちゃんは?
ルキナ :
あ、じゃあ、私も一緒に行きます
KP :
了解。では、君たちは手にした灯りで、付近を照らしながら、部屋の中を見て回る。
KP :
……その結果。特に何も。扉の出現以外は、何も変化はない事が分かるよ
レン :
え。さっきの判定は!?
KP :
あぁ。あれは、成功したら、何の変化もない、って事が分かる感じだね。
ほら、暗くてよく分からないんだから、変化があったかどうか、判断出来なかった。って感じ
レン :
あー。そういう……
KP :
うん。そういう。
って訳で、次はどうする?
レン :
まぁ、この扉の先以外に行くとこがないのは分かった。ちなみに、移動する前に、扉の先の情報、何か取れない?
KP :
聞き耳を立てるとか、気配を探る、とかそういう類の行動になるね。AGI+DEX/2で判定かなー
ルキナ :
はーい
ルキナ :
出目:27 <= 29 成功!
レン :
出目:8 <= 39 成功!
KP :
ほー。今度は2人とも成功か。
では、そっと耳を澄ませてみた君たちは、ピィピィ、チチチ、と小鳥の鳴き声が聞こえる事に気づくよ
ルキナ :
小鳥の声……?
レン :
ほーん……何かいるのは確定って訳か。
「ルキナ」
ルキナ :
「ん? なぁに、レン」
レン :
「ルキナは、ポーチ持ってたよね。ちょっと、アシデモセット分けてくれない?」
ルキナ :
「ん。いいよー。いいけど、何で?」
レン :
「ルキナも聞こえてただろ。この先に確実に何かはいる訳だ。声が、見た目が無害そうだとしても、実際は危険。なんて奴珍しくないでしょ。警戒は必要、ってこと」
ルキナ :
「たしかに……」
ルキナ :
じゃあ、ファイアーボトルとアシッドボトルの残数確認します
KP :
了解。じゃあ、それぞれ2D6ね
ルキナ :
出目:1, 5 合計:6
ルキナ :
出目:6, 4 合計:10
ルキナ :
ファイアーボトルが6こ、アシッドボトル10こっと。
となると、3こづつ、レンに渡します
レン :
じゃあ、ルキナからそれを受け取……あー……ねぇ、KP
KP :
ん?
レン :
俺が着てた服、ポケットくらいはあった事にしていい?
KP :
そのくらいなら問題ないよ。ルキナはラフな服をパジャマ代わりにしてるし、クリムもずっと旅をしてて常にすぐ動ける状態であるよう努めてたから、あの人も確実にルキナ同様、だと思うんだよね。そんな2人と一緒に住んでるんだ。似たような服装を寝間着にしてても不思議じゃないよね
レン :
ん? あれ? ……って事はもしかして、ルキナやクリムさん見習って俺も枕元に何かしら用意してる、って言ってたら、俺も色々持ち込めた……?
KP :
かもねー。その場合、リアル説得か言いくるめどうぞ、って感じになってたかな。私が納得すれば、許可したと思うよ
レン :
ぐぅ……めっちゃ損した気分
KP :
まぁ、自戒、同じような事があったら、持ち込めそうだよね。今回の事で、レンもそういうのし始めそうだし
レン :
絶対するだろうね
KP :
ですよねー。で、どうする?
レン :
ルキナから、受け取ったものをポケットに入れて……あー、そういえば、SUNのカードも俺が持ったままだったっけ。これもポケットにしまう。両手、開けときたいからね
KP :
……ボトル系が6こ入るポケット……
レン :
入るでしょ。手持ちで3桁とか持ってるのあるあるだし
KP :
そーなんだよねぇ。地味に謎。ダンサ系とか、荷物どこ持ってんの、って感じだし
レン :
ゲームっぽい異世界あるあるのアイテムボックスとか?
KP :
それだと、重量制限がSTR依存&50%超えのデメリット発生が不自然でしょ。むしろ、INT依存になりそう
ルキナ :
あー、たしかに
KP :
あと、どこでも誰でも何でも取り出せるとか、断固拒否。
こういうとこでも、アイテム武器持ち込み放題になるし、犯罪者の身柄拘束とかの難易度跳ね上がりそうだし、あと、カプラさんの存在意義にも関わりそうなので、うちでは絶対却下
ルキナ :
ん-。見た目より入る袋とか、ポケットとか、バッグとかが普通にある、とか?
重さはそのままなら、STR依存になるし
KP :
やっぱ、その辺が無難っぽいよねぇ。君ら商人系の所持限界量増加って、もしかすると、商人ギルドのみで取り扱ってる中に入ってる物の重さが少し軽くなるバッグか何かの貸出許可とか、そういうのなのかもねー
レン :
あー、なるほど……見た目より入る袋なら、確かに納得。そーゆーのなら、状態維持というか、時止めみたいな効果ついてても不思議じゃないし
KP :
あー……ROあるある、この食べ物(回復材)〇年前から持ってる、みたいな奴か。確かに……
……って、話、脱線してるっっ
レン :
原因、KPだと思うけど
KP :
ですね! すみませんっ。
……えー、じゃあ、気を取り直して、レンが諸々仕舞った後、君たちはどうする?
レン :
えーと、この部屋は全部見た。本とカンテラはルキナが持ってる。SUNのカードと有事の攻撃アイテムもある。
……ん。たぶん、大丈夫かな。じゃあ、警戒しながら、扉に手を伸ばして、何も起きないなら、そのまま、そっと扉を開けるよ
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