【星屑のカンテラと旅人】
これは、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』と
「ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社」が権利を有する『ラグナロクオンライン』の2次創作です。
そして、今回のシナリオ「星屑のカンテラと旅人」は
こちら
からお借りしました。
第2の部屋
KP :
OK。それでは、君は現れた扉を開く。
まず、目にするのは、夜闇のような藍色だ。真っ白な今いる部屋とは違い、扉の先の部屋は、床や壁が夜闇のような色に染められているようだ。
部屋の外から見るなら、あとは、薄暗くて、部屋の中央に何かあるっぽい、ってくらいしか分からないかな。
もっとよく見てみるなら、AGI+DEX/2でどうぞ
ルキナ :
出目:36 <= 29 失敗!
レン :
出目:35 <= 39 成功!
KP :
では、レンは、夜色の部屋が白の部屋と同じくらいの小さく正方形の部屋であることと、部屋の中にアンティーク調の机が1つと、鳥籠が2つ括り付けられたスタンドがあるのが分かるよ。
これ以上は、角度的に、もう部屋の外からじゃ分からないかな。
レン :
了解。小鳥の声は鳥籠からかな。とりあえず、ナニカ居るって訳じゃなさそうだね
ルキナ :
かな? 私はたぶん、部屋の奥から小鳥の声が聞こえるなーって、感じだと思う。あと、あんまり警戒はしてないから、「レン、入らないの?」って小首傾げて、レンを見ます。
レン :
そこは警戒しようよ、ルキナ……。小さく息を吐いてから、「ん。大丈夫そうだから、行こうか」って声をかけて、部屋に入るよ。
ルキナ :
私も入ります
KP :
OK。では、君たちは藍色の部屋に足を踏み入れた。
すると、ランタンは光っているままではあるが、ぽろぽろと零れ落ちる光は止まる。そして、君たちをこの扉の前まで導いたきらきら輝く道筋が、役目は終わったとばかりに消えていくよ。
ちなみに、扉は消える事無くちゃんとあるので、また閉じ込められたとかじゃないから、安心してね
レン :
この意味不明な場所にいる時点ですでに閉じ込められてるんだけど。って言いたいとこだけど、もし何かあった場合、白の部屋に逃げ込めるのは確かにちょっと安心か
ルキナ :
綺麗だったなーって、光の道を見た後、改めて入った部屋を見てみます。
KP :
お。じゃあ、ルキナちゃんも、机と鳥籠付きのスタンドには気づいていいよ。
そして、改めて、部屋の中を見るなら、AGI+DEX/2をもう1回……ん-、そうだな。今回は、INT+DEX/2でもいいよ。
レン :
それは後者一択でしょ
ルキナ :
うん、私もINTの方で振ります
KP :
はいはーい
レン :
出目:86 <= 49 失敗!
ルキナ :
あ。そうだ。ねぇねぇKP。さっきのクリティカル特典使ってもいい?
KP :
ん。いいよー。じゃあ、+20ボーナスつけて振ってみて
ルキナ :
出目:75 <= 66 失敗!
ルキナ :
あぅ……せっかく、ボーナスつけてもらったのにぃ……
KP :
まぁ、あるあるだけど、なむ
それじゃあ、2人ともどうする?
レン :
仕方ない。とりあえず、机の所まで行くよ。ルキナも来てね。灯り持ってるのルキナだし
ルキナ :
はーい
KP :
OK。では君たちはアンティーク調の机の前まで来た。その小さな机の上には、1冊の本と、持ち手の付いた小さなバスケットが2つ置いてあるね
レン :
「また本か……」って、本を見てみる
KP :
本の表紙には、マザーグース「きらきら星」第2章、と書かれているね。
あと、そうだな。ちょっとINT+DEX/2で振ってみて
レン :
出目:52 <= 49 失敗!
ルキナ :
出目:83 <= 46 失敗!
KP :
じゃあ、特に何も気付かなかったね
レン :
……この本、触っても大丈夫?
KP :
普通の本にしか見えないよ
ルキナ :
これって、第2章って事は、さっきの部屋の続きだよね。手にとって読んでみます
レン :
ちょ、ルキナ、警戒心!!
KP :
OK。じゃあ、ルキナちゃんが本を開くと、次の文章が綴られていたよ
「夜の空できらきらと
雲の後ろから顔を出して
あなたは決して眠らない
お日様がただいまを告げるまで」
その後は、さっきの本と同様、真っ白だよ
レン :
……後は特にない?
KP :
何かが挟まってる、とかはないよ。
後は、もう1回、INT+DEX/2かな
ルキナ :
出目:59 <= 46 失敗!
レン :
出目:34 <= 49 成功!
KP :
お。今度は成功か。じゃあ、レンくん。
君は、ルキナの持つカンテラの灯りが本の文字を照らす前に、その文章がどうにか読める事。
薄暗くはあるが、文字が読める程度には薄明るくもある事に気づく
レン :
ん?
KP :
もう少し補足するなら、白の部屋は月や星の光で薄暗い程度の明るさだった。が、さすがに、その光は今、君たちが居る部屋へまでは届かないし、光の道筋も消えているよ。
ついでに言うなら、君たちの居るその部屋は窓はないようだ
レン :
あれ。その状態で薄明るい、って……何か、光源がある、って事だよね。
本を読むのはルキナに任せて、天井を見てみる。何か光源ある?
KP :
そうだね……
君が上を見上げると、天井はひどく高く、まるで雲がかっているかのように、白いもふもふとしたものに覆われているのが見える。あと、天井付近には何か、落書きのようなものも見えるよ
レン :
ひどく高い所にある、っていう落書きの存在を判定なしで視認出来て、しかも、雲の色が白、って分かるって事は、明らかに上の方が明るいって事なんだよなぁ……
KP :
ノーコメント。それ以上の情報は、判定がいるよ
レン :
何?
KP :
ん-、AGI+DEX/2かDEX+LUK/2かな。
でも、天井を重点的に、且つ、明るい方を探すって感じだろうから、+20ボーナスつけていいよ。
情報共有したら、ルキナちゃんもボーナス付きでチャレンジしていいよ
ルキナ :
はーい
レン :
俺が判定失敗したら、ルキナに頼むよ
レン :
出目:10 <= 59 成功!
レン :
っし!
KP :
じゃあ、レン、君は、天井付近のもふもふの隙間から、黄色い星がひとつ、光っているのを見つけるよ。
それと、よく見てみた結果、見つけた落書きのようなものは、三角屋根のお家の落書きみたいだという事が分かる。
レン :
ふむ……
ルキナ :
天井がすごく高いって事は、普通には、そのお星さま、取れないって事だよね……
KP :
だねぇ。君らが机とかに乗ったとしても、到底届く高さじゃないよ
ルキナ :
だよねぇ……
レン :
ん--……まず、ちょっと、一回、情報共有、ちゃんとやっとこうか
ルキナ :
あ。確かに。じゃあ、天井見上げてるレンに気づいて、声をかけます。
「あれ? レン、どうしたの?」
レン :
「ん。この部屋、窓もないのに、部屋の中に何があるか分かる程度には明るいんだな、って思ってさ」
ルキナ :
「そういえば、たしかに……灯りがあるって事だよね」
レン :
「うん。そう思って、上見上げたら、あんなの見つけてね」って、言って、天井のお星様と落書きを指さしてルキナに教えるよ
ルキナ :
「お星さまと……おうちの落書き……。落書きの方は分からないけど、お星さま……雲の後ろにいる、って事は……この本の”あなた”ってあのお星さまの事かな」
そう言って、レンに、読んでた本を見せます
レン :
「……お日様がただいまを告げるまで。……つまり、さっきの部屋は、昼を夜にしろ、って感じだったけど、この部屋では逆に、夜を昼にしろ、って事?」
ルキナ :
「たぶん……? どうやればいいかは、分からないけど……」
レン :
「ん--……さっきと同じように、なら、このSUNのカードを使うんだろうけど……」
KP。部屋の壁を一周してみる。で、白の部屋の窓枠にあったみたいな、窪み探してみるよ
KP :
実際、歩いて回るなら、手が届く範囲に、そんな窪みっぽい所はないと分かるよ
ルキナ :
手が届く範囲……? なら、手が届かない範囲になら、ある?
KP :
そうだなぁ。上の方をよく見て、探してみるなら、DEXかな。
レン :
それ、俺もやっていい奴?
KP :
いいよー。さっきのは、明るい方を重点的に探す、だった訳だし。探してるものが違うからね
ルキナ :
出目:41 <= 57 成功!
レン :
出目:18 <= 47 成功!
KP :
お。2人とも成功か。じゃあ、上を見上げてた2人は、ふと、先程見つけたおうちの落書きに目を止めるよ。
どうやらそれは、クレヨンで書かれた、赤い三角屋根のおうちの落書きで、その屋根の部分には「るす」って書かれている。あと、屋根の下の部分には、暗い色の丸が書かれているように見えた。
けど、よくそれを見た君たちは気が付くだろう。その暗い色の丸が、書かれたものではなく、その部分に空洞があるから、そう見えるのだという事に
ルキナ :
「るす……」
レン :
「……留守から、戻ってきたら、”ただいま”、だよねぇ」
ルキナ :
「じゃあ……SUNのカードを、あのおうちの窪みに戻せばいい、って事なのかな……?」
レン :
「問題は、それをどーやるか、ってとこだよね。手が届きそうにない訳だし」
ルキナ :
「だよねぇ……」
何か、使えそうなものとか、無いのかな……
レン :
ん-……今のとこ、調べたのは机の上と、天井。で、机の上には本。天井には落書きと窪み。あと、調べてないのは、スタンドか……
ルキナ :
あ。レン。机の上、確か、本以外にも何かあったよ。もう1回、机見てみます。
KP :
うん。机の上には持ち手の付いた小さな籠が2つあるよ
レン :
2つ……
ルキナ :
じゃあ、1つ手に取ってみてみます。
レン :
あ、ルキナっ。もー、俺ももう1つの方、手に取ってみてみるよ
KP :
2人が手に取った籠は、手のひらサイズの小さな籠だ。軽くてちっちゃいなーって、感じじゃないかな。その籠自体に特に目新しいものは見つけられないよ。
ただ、君たちが手に取った籠の下に、メッセージカードがあるのに気が付くね
レン :
カードを見てみるよ
KP :
OK。メッセージカードには流麗な字で
「臆病な小鳥は籠に朝をのせて運ぶ。
小鳥がいなければ朝はやってこない。
小鳥がいなければエトワール、君も此処に返ってこない。」
と書かれてるよ。
で、レン君はINTで振ってみようか
レン :
出目:13 <= 50 成功!
KP :
おー。成功か。それじゃあ、君は、エトワールは星を意味する言葉と知ってるよ
レン :
あ。なんか、ちゃんとした情報だった……まーた、なんか、変なことでも起きるかと思ったよ
KP :
起こしてほしい?
レン :
遠慮します! 特にルキナには余計にやってほしくないかな!
KP :
そこら辺は、君たちの行動次第だからな~~
ルキナ :
むぅ。私にも教えて欲しいな。「レン、それ、なんて書いてあるの?」
ルキナ :
おしゃべり、私も仲間にいれてほしいですっ
レン :
あぁ、ごめん。特に害はなさそうだし、ルキナにもメッセージカードを見せるよ
ルキナ :
「小鳥は籠に朝をのせて運ぶ……」
スタンドの方を見ます。たしか、小鳥の声って、スタンドから聞こえて来てたよね
KP :
そうだね。鳥籠が2つ括り付けられたスタンドがあるよ。鳥籠は、少し高い所に1つ、その少し下にもう1つ括り付けてある。
あと、小鳥の声がどこから聞こえるかは……描写してなかった気がするけど、まぁ、ルキナちゃんの言う通り、このスタンド、正確には、上の鳥籠の中から聞こえてくるのが分かるよ
ルキナ :
「ねぇ、レン、小鳥の声するから、鳥籠、見に行こう?」ってレンに声をかけてスタンドの所まで行きます
レン :
俺もルキナと一緒にいくよ
KP :
OK。じゃあ、2人は、スタンドの前までやってくる。相変わらず、上の鳥籠の方から、小鳥の声が聞こえるよ。
あ。そうそう。あと、ちょっと、DEX+INT/2-20……んーーー……君ら、ホム持ちのクリエだしなぁ。マイナス補正は無しにしようか。うん、DEX+INT/2で振ってみて
ルキナ :
出目:75 <= 46 失敗!
レン :
出目:81 <= 49 失敗!
KP :
じゃあ、2人とも、何も気づかなかったよ
レン :
っていうか、俺たちにマイナス補正つけられたら、成功させる気ない奴だよね
KP :
まぁ、あんまり成功させる気ない奴ですし。オカルト知識か、生物学が必要だからねー。ホム持ちケミ系以外だと、退魔班所属してるオーアくらいじゃないかな。マイナス補正無しで振れるのって。その辺りの知識が全くなさそうな人だったら、クリティカルしたら情報上げる☆ ってしてるもの
レン :
わー……それって、あんまりじゃなくて、完全に成功させる気ない奴じゃん
KP :
失礼な。君たちは、十分成功の目があったでしょ。失敗したけど
ルキナ :
あぅ……
レン :
……まぁ失敗した訳だし、気づかなかった方がいい情報だった事を願おうか
ルキナ :
あ、そっか。その可能性もあるんだっけ
KP :
さてさて、どうするんだい、君たち
ルキナ :
あ。じゃあ、上の方にある鳥籠を見てみます! ……上の方にある、って言ってたけど、私とかレンでも見れる高さかな……?
KP :
ちょっと背伸びすれば、見れるくらいの高さって事にしておこうか。
さて、鳥籠の中からは、ピィピィ、チチチ、と変わらず、小鳥の声が聞こえてくるけど、高さもあって、小鳥の姿はよく見えない。何か動いているのは分かるってくらいだね。
よく見てみるならDEXかな
ルキナ :
はーい
ルキナ :
出目:77 <= 57 失敗!
レン :
出目:32 <= 47 成功!
KP :
おや。レン君のみ、成功か。ちょっとの身長の差かな?
まず、その鳥籠は、鍵穴もなく、開かないように出来ている事に気が付くよ。そして、その鳥籠の中にある存在をよく見てみれば、それは小鳥ではない事に気づく。それは影だ。
鳥籠の中で、小鳥の形をした影が、うぞうぞと蠢きながら、鳴いていた。影がまるで、小鳥であるかのように、振舞っていたのだ。
ゆらゆらと不安定に揺らめくそれから、目を離せずにいると、影から、ぎょろりと血走った眼玉が飛び出し、こちらをじぃっと見つめた。それと目が合った瞬間、それは、嬉しそうに歓喜の声を上げるよ、
異形の存在に認識されてしまった恐怖に、君は、0/1d3のSAN値チェックだ。
レン :
ちょ、これ、見ない方がいい奴かっっ
レン :
出目:66 <= 57 失敗!
レン :
出目:3
レン :
って、しかも最大値ーーっ
レン :
SAN値:57→54
レン :
「っっ!!」息をのんで、鳥籠から、バッと顔を背けるよ
ルキナ :
小鳥がいっぱい鳴いてる、って思ったら、急にレンが顔を背けたから、びっくりして、声を掛けます。
「レン? どうし――って、大丈夫っ?」
顔色、は、ここ薄暗いから分かり難いかもだけど、絶対顔色悪くなってるし、顔引き攣ってるよね。わたわたと心配します
レン :
「……大丈夫。ルキナ、ちょっと、ここから離れよう……」
ルキナの腕を掴んで、そう言うよ
ルキナ :
「え? レン? どうしたの? 具合悪い? なら、休んでて。小鳥さんがカギなら、声したし、鳥籠調べないとだもの。もう1回、私、見てみるから」
レン :
「あんなのっ! 小鳥であるもんかっっ!」
ちょっと、声を荒げるよ。発狂はしてないけど、少し取り乱してる感じかなーっていうか、あんなのにルキナを近寄らせたなんてっっ、って感じだね
ルキナ :
「レン?」
ん-……KP。中の小鳥もどきは、私、見えなかったけど、鳥籠が開かない仕様なのには、気づいてもいい? ほら、鳥籠の方は、小鳥の手前にあるんだし
KP :
ん-、そうだなぁ。戸がルキナちゃんから見て、正面にあれば、気づいてもおかしくないけど、横や裏側なら、気づくのは難しいだろうね。
うん、LUK振って、成功したら、鳥籠の戸は正面にあった、って事で、気づいていいよ
ルキナ :
はーい
ルキナ :
出目:100 <= 57 失敗! ファンブル!!
ルキナ :
に゛ゃ!!?
KP :
わーお。ファンブル。しかも100ファンかぁ。
どうしようかな……ルキナちゃん
ルキナ :
はい……
KP :
ちょっと、ファンブル効果決めるから、1D2振って
ルキナ :
え? 了解ですー
ルキナ :
出目:1
KP :
OKOK、そっちか。じゃあ、ルキナちゃん。君が、レンを心配してると、ピチチチチ、と上の鳥籠から、再び声がする。その声につられるように、鳥籠の方へと視線を向けると、鳥籠の奥に居たはずの異形が、いつの間にか、籠の手前に蠢き移動していた。君からも、無理なく見えるくらい、手前に。
小鳥の形をした影が、うぞうぞと不安定に蠢くそれを、はっきり目にしてしまった。という事で、1/1d3+1のSAN値チェックだ。
ついでに、レン君ももう1回やってもらおうかな。けど、最大値飛ばしてるし、成功したら0、失敗しても、ファンブルで追加した分の1だけマイナスね
ルキナ :
わー-っ、レン、ごめんなさいー-っ
レン :
0か1なら、そんな大したことないから、大丈夫
ルキナ :
出目:61 <= 66 成功!
ルキナ :
SAN値:66→65
レン :
出目:43
レン :
ん。成功だから、俺の方は減少なしだね
ルキナ :
よかったぁ……んっと、じゃあ、異形に気づいて、息をのんで、びくっと肩を跳ね上げます。
レン :
近づいてきた、って事で警戒度合いを上げつつ、ルキナ連れて後ろに下がって距離を取る。
ルキナ :
さすがに、私も、大人しく下がります。
ルキナ :
「レ、ン……あれ……」
レン :
「俺が言ってた意味、分かった?」
ルキナ :
「ん」
こくん、と頷きます
KP :
少しすると、異形の小鳥は、再び鳥籠の奥に戻っていき、君たちの視界から消える。
とはいえ、ピチチ、と相変わらず、声は聞こえるけどね
ルキナ :
それでも、見えなくなって、ちょっと、ほっと、息を吐きます。
「レン……今の、アクティブかな」
レン :
「分かんない。けど、あの鳥カゴ、開かない仕様になってたから、遠距離攻撃手段、持ってないなら、どっちにしても大丈夫、だと思う」
ルキナ :
「危ないのは、アクティブ且つ遠距離タイプだった場合かぁ……」
レン :
「というか、そも、もう近づかない。って選択肢が1番安全だと思うんだけど」
ルキナ :
「でも、下の鳥かご、ちゃんと見てないもの。小鳥さん、探さないと」
レン :
「もーー。下のにも、同じようなのがいたら、どうするのさ」
ルキナ :
「でも……確認は、大事、だよ?」
レン :
「そーうーなーんーだーけーどーー……ん-ー、分かった。じゃあ、もう1回、一緒に行こう。で、俺が上の警戒するから、その間に、ルキナが下のを確認、俺かルキナか、どっちかが、ちょっとでも危ないと判断したら、即撤退。それでいい?」
ルキナ :
「うんっ」
大きく頷きます
KP :
じゃあ、2人ともまたスタンドの、鳥籠の所へ、って事でいい?
ルキナ :
はーい。レンと鳥かごのとこに行きます
レン :
ちなみにさ、さっきのファンブル効果。ルキナが2出してたら、どうなってたの?
KP :
あぁ、腕引っ張られて、ルキナが足もつれさせて、転んで、レンへと倒れこむ。って感じだね。で、レンの1点のダメージ
ルキナ :
なんで、私じゃないのーーっ
KP :
いやぁ、そうなったら、状況的にダメージ入るのはレンくんの方でしょ。あと、ルキナちゃんには、そっちのが効きそうだし
ルキナ :
あうぅ……
レン :
や、でも、ルキナへの被害考えると、そっちのが良かったなぁ
KP :
まーねぇ。実際、君ら応急手当使えるし、100ファンにしては、甘いかなぁっても思ってたので、追加SANチェックの方、引いてくれて良かった良かったw
ルキナ :
むぅ……
KP :
まぁ、それは置いておいて、だ
君たちは、再びスタンドの元へやってきたよ
レン :
さっき言ったように、上の鳥カゴを警戒する
ルキナ :
下の鳥かごを見てみますっ
KP :
では、ルキナちゃん。君は、スタンドの下の方に括り付けられた鳥籠を見る。それはアンティーク調の鳥籠であり、手前に小さな鍵穴がついているのが見えるよ。
そして、怯えたように弱弱しく鳴いてる小鳥に気づく。どうやら、もう1つの鳥籠の中にいる存在に怯えているようだね。君が、小鳥に気づいたのに、小鳥も気づいたらしく、君に助けを求めるかのように、ぴぃぴぃと鳴きながら、鳥籠の淵まで、寄って来る。その小鳥の首には、紐に通された小さな鍵がある
ルキナ :
小鳥? 小鳥さん? 本物?
KP :
よく小鳥見てみるなら、DEX判定どうぞ
ルキナ :
出目:88 <= 57 失敗!
KP :
うん。どこからどう見ても、普通の小鳥さんだよ
レン :
ねぇっ! ちょっとそれ、ホントに大丈夫!!?
ルキナ :
……えーと、私には、怯えた普通の小鳥にしか、見えないんですよね?
KP :
うん。どう見ても、ふるふる震える小鳥さんだね
レン :
あー……じゃあ、ルキナに声をかけるよ
「ルキナ。大丈夫?」
あっ、あとKP、上の鳥カゴの様子は? アレ、近づく気配ある?
ルキナ :
「うん。こっちは、普通の小鳥さんみたい」
ちょっと、ほっとした声で答えます
KP :
相変わらず、声は聞こえるけど、その声が近づいてくることはないようだと分かるよ
レン :
ん。了解。じゃあ、俺も、上の鳥カゴから視線を外して、下の鳥カゴを見てみるよ
KP :
はいはい。DEX判定どうぞ
レン :
出目:43 <= 47 成功!
レン :
はー……よかった
KP :
成功か。じゃあ、君は、小鳥の首にある紐に通された小さな鍵が鳥籠の鍵穴に合いそうなサイズと分かる。あと、その紐はぼろぼろで、ちょっと力を入れれば千切れそうな状態だよ。
それと、鳥籠の方を見るなら、鳥籠の柵と柵の間は、指1,2本くらいなら通りそうだ
レン :
……ん? それだけ?
KP :
うん。それだけ。普通の小鳥さんだよ
ルキナちゃんは、どうやら、小鳥にばっかり注意がいっていて、鳥籠とか鍵とかにまで気が回らなかったみたいだね
レン :
そ う い う!!?
……はーー……本当に大丈夫そうだと、確認出来て、ほっと息を吐くよ。で、ルキナに声をかける
「ルキナ。その子の首のカギ。たぶん、その鳥カゴの鍵っぽい感じがするけど、取れる?」
ルキナ :
「え、あっ、ホントだっ」
レンの声で、気が付いて、鳥かごの隙間から、指を入れて、小鳥の首から、鍵を取ろうとします。
KP :
OK。じゃあ、君は、鳥籠の隙間に指を差し入れ、小鳥の首にかかった紐に指をかける。すこし、力を入れれば、紐はあっさりと千切れ、小さな音を立てて、鳥籠の床へと落ちる。君は、それを引き寄せ、小さな鍵を手にするよ
ルキナ :
あれ? 判定なし?
KP :
うん。ここは宣言のみでOK。ってなってる。まぁ、そうでなくても、小鳥は、籠の淵まで来て、大人しくしてる訳で、逃げ回ってるのを、って訳じゃないんだから、そうとうなぶきっちょさんでもない限り難しくはないと思うよ
ルキナ :
なるほどー
KP :
で、どうする?
ルキナ :
引っぱり出した小さな鍵を、小鳥さんがいる鳥かごの鍵穴に差し込んで、回してみます
KP :
OK。ならば、抵抗なく鍵は周り、かちり、と小さな音がする。そして、鳥籠を開けば、中の小鳥は、ぴぃぴぃ!と鳴きながら羽ばたいて、机の上にある小さな籠の側へと飛んでいくよ
ルキナ :
え? え? 行っちゃった?! 追いかけます
レン :
まぁ、あんなのの近くからは、早く離れたいよねぇ。俺も、ルキナと移動するよ
KP :
OK。それでは、君たちが小鳥の後を追って、机まで行くと、小鳥は、バスケットのそばにちょこんと座っている。やってきた君たちを見て、バスケットを見て、と急かすように、ぴぃぴぃ!と鳴いているよ
レン :
あー……なるほど。ねぇ、KP。あの籠、確か、手のひらに乗るくらいちっちゃい籠だったよね
KP :
うん。そうだね。手のひらサイズだ
レン :
じゃあ……SUNのカードって、籠に入りそう?
KP :
問題なく入るね
レン :
やっぱか! じゃあ、SUNのカードを籠に入れるよ
KP :
OK。では、君がSUNのカードを籠に入れると、小鳥がその持ち手部分を咥えて翼を広げ、ぱたぱたと飛んでいくよ。
小鳥が羽ばたいて行った先は、天井付近。お家の落書きのあるところだ。先ほど、君たちが見つけたその窪みにバスケットをぽすん、と置く。
すると赤い屋根の部分に書かれた「るす」という文字がすぅ、っと薄く消えていき、その代わりというかのように、「ただいま!」と書き直されてゆく。
KP :
次の瞬間、チーン!チクタクチクタク、と時計の針が進むかのような音がし、周囲の風景ががらりと変化する。
まず、天井付近にあった、白いもふもふとした雲のようなものは消えていく。そして、周囲の壁や床の色が暗い夜のような藍色から、明るい空色へと移り変わった。
そんな移り変わる部屋の中、小鳥は天井で輝く星のところまで飛んでゆく。と、星を咥えて、君たちの元まで下りてくる。そして、机の上にもう一つ残っていた小さな籠の元へと降り立つと、そっとその中に星を入れる。
そして、満足そうに一声鳴いて、君たちを見た。
ルキナ :
それは、少し予想はしてたけど、やっぱりびっくりして、「ふわぁ」って声上げます。
で、辺りを見回すかな
「すごいね、明るくなったし、壁とか床の色も変わってるっ」
レン :
「俺としては、白い部屋の外の景色が変わる方がびっくりだったかな。部屋の壁や床の色が変わる仕掛けなら、実現可能そうだと思うし」
あと、色が変わって、且つ明るい空色って分かるって事は、部屋自体が明るくなってるよね。天井ってどうなってるの?
KP :
ん-。君が天井を見上げると、相変わらず、とても高いのが分かる。むしろ、雲っぽいものがなくなった分、更に高く感じるようになった……なんて、思う前に、眩しいって思うよ。眩しくて、天井がどうなっているか、何が眩しいのかは分からないかな
レン :
「……サングラス欲しい」
それは、天井からパッと顔を背けて、目をしぱしぱさせてそう……
ルキナ :
「レン、大丈夫?」
レン :
「へーき。思ったより眩しかっただけだから……」
とりあえず、色が変わって明るくなった以外に変わった事はなさそうだし、小鳥の持ってきた、星、を見てみるか
KP :
OK、それじゃ、あ…………ん-ーー
レン :
? どしたの、KP
KP :
いや、ここ、これ、判定必要かなぁ……既に、君ら、1つめのお星様持ってる訳だしなぁ。見りゃ分かるだろ、って感じだしなぁ……
ルキナ :
?
KP :
ん-ー。いいや。レン君、1回、成功してるしな。
君が星をよく見てみると、それは、六角形で5cmくらいの大きさの黄色い金平糖である事がわかるよ。そして、それは、未だに光り輝いている
レン :
判定省略?
KP :
うん。1つ目の星と同じっぽい、ってのは、よく見なくても分かるだろうし。1つ目の実物、君らもってる訳だし。あー、同じものの、色違いだなーっては、普通に分かるだろうなぁ、と思って
レン :
ま、こっちとしては、ありがたいから、否はないかな。じゃあ、「ルキナー」って、星を手に取って、ルキナに見せるよ。
ルキナ :
「今度は黄色のこんぺいとうのお星様?」って小首傾げて、お星様を見ます
レン :
「みたいだね。で、ルキナ、カンテラ」
ルキナ :
「あ、そっか。そういえば、くぼみ、3つあったもんね」
カンテラの戸を開いて、開いてる方をレンに向けます。
レン :
ん。じゃあ、カンテラのくぼみに黄色の星をはめるよ。
KP :
OK。では、君がカンテラにそれを嵌めこむと、淡い黄色の光が溢れ、きらきらと零れ落ちていく。そうして、淡い黄色の光は、キラキラと輝く道を作っていくよ。
その道の先には、今まではなかった扉が現れ、静かに佇んでいた
ルキナ :
「わぁ。こっちもきれい」
レン :
「なるほどね。星と同じ色に光るんだ。とりあえず、行ってみようか、ルキナ」
ルキナに声をかけてから、扉の前まで行くよ
ルキナ :
「うんっ」
私もレンと一緒に扉の前まで行きます
KP :
了解。(……この子ら、近づく前に、目星してみる、ってはしないんだなぁ……やるならダイス振らせるのに)……では、君たちが扉の前までくると、その扉は、アンティーク調の扉であることが分かるよ。そして、扉には金属板が取り付けられており、「灯りと物語を示せ」と刻まれているよ
ルキナ :
「あ。さっきとは違う扉? 書いてある言葉は一緒みたいだけど」
首を傾げてから、入って来た方の扉を振り返ります。さっきって、確か、木の扉で、木の板だったよね?
レン :
あー、そういえば。……ちょっと高級っていうか、ランクアップしてる?
KP :
そうだね、1つ目の部屋に現れた扉は、普通の木の扉で木の板が取り付けられていたよ
ルキナ :
なんか、あるのかなぁ?
レン :
単純に、この部屋にあった物がアンティーク調だったから、って可能性も有ると思うけどね。
ルキナ :
あ、そっか
レン :
まー、でも、文言は変わってない訳で……
「ルキナー。本とカンテラ」
ルキナ :
「はーい」
カンテラは元々手に持ってたから、脇に挟んでた本を手に持ちます。
KP :
ん-……ルキナちゃん。その本、1章? 2章?
ルキナ :
え? あ、えっと……たぶん、1章……?
KP :
うん。2章読んだ後、スタンド見に行って、小鳥の首から鍵入手してるし、片手は空いてたよね? 片手にカンテラ。片手は空いてて、脇に1章。……じゃあ、2章は?
ルキナ :
あ……読んだ後、テーブルに、置いたまま……?
KP :
うん。じゃないかなーって思うんだ。持ってく宣言もなかったと思うし
レン :
げ。取ってくる!
KP :
はーい。では、レン君が、テーブルにぽつんと取り残されていた本を手に、扉の前まで戻ってくると、かちゃり、と音を立てて、扉が開く。
そして、マザーグースきらきら星第2章の本は、レン君の手からふわりと浮き上がる。と、ゆらり、とその輪郭を揺らぎ、淡い光となって崩れていく。その淡い光は、ルキナちゃんの元へと流れて行き、そのまま、ルキナちゃんの持つきらきら星第1章の本へと、溶け込んでいったよ
ルキナ :
それは、びっくりして、第2章が浮かんでた所と、自分の持ってる第1章を交互に見る感じになってそう
レン :
うん、俺も驚く。けど、ルキナの心配の方が先だな。
「ルキナっ! 大丈夫っ!?」
ルキナ :
「うん。何ともないよ」……持ってる本も、何か……熱いとか、びりびりする、みたいな事はないですよね?
KP :
うん。本の表紙を見た感じも、触った感じも、何もおかしなところはないよ
ルキナ :
はーい。じゃあ、それも伝えます。で、「ホントに何ともないけど……本、吸い込まれていったよね」って、本を開いてみます
KP :
OK。では、君が本を開くと、最初に綴られているのは、初めて開いた時と変わらず、きらきら星の1章だ。ぱらぱらとめくってみても、その内容に変わりはない。
けれど、1章の終わり、先程来た時は、白紙だったページを開くと、そこに新しく文字が刻まれている事に気づくよ。その内容を見てみれば、それはきらきら星第2章に書かれたいた内容と全く同じだ。
ルキナ :
「……2つの本が、1つになった?」
2章が綴られてるページをレンに見せます
レン :
「ホントだ……まぁ、何でとか、どういう原理でとかは思うけど、単純に嵩張らなくなったならいいって事にしようか」
ちょっと息を吐いて言うかな
ルキナ :
「……最初にあった旅路、ってもしかして、この本を完成させる事だったりするのかな」
ぱらぱら本をめくって、2章の後のページ見てみます。
KP :
2章の次のページはまた、白紙になってるね
レン :
「……もし、そーだとすると、まだ先があるって事か……」
ルキナが開いた白紙のページを見て呟く。で、扉の先、何か聞こえたり、気配があるか様子を窺ってみたいんだけど……
KP :
ういうい。AGI+DEX/2で振ってみてー
レン :
出目:11 <= 39 成功!
ルキナ :
出目:24 <= 29 成功!
KP :
ほーー。2人とも成功か。
じゃあ、耳を澄ましても、2人とも何も聞こえない。扉の向こうは、しん、と静まり返っているように思えるよ。
レン :
……じゃあ、って。それ失敗しても同じだったんじゃ……?
KP :
ん-、失敗してたら、特に気になる物音は聞こえないようだ。くらいにしてたかな
ルキナ :
って事は、扉の向こうが静かなの、確定って事だよね。
「……危なくは、なさそうかな?」
レン :
「何もないとは限らないんだから、無断は禁物だけどね」
そう、ルキナに言って、扉を開ける
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